日本飲食文化の発展史と関係があるもの

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1、日本飲食文化の発展史と関係があるものはじめに発掘調査、古代からの書物から調べられていると、人が地球に現れて100万年以上であるという。人が他の動物より、頭がよくて、食物を得ることは、思考力を働かせ、道具を作りだすことができたからである。文化の歴史は、食文化、食生活の向上を出発点としていたとしても過言ではないものだ。2000年以上前、アジアから水稲耕作伝来を機に、日本に米中心の食文化が根づいた。季節の野菜や魚介類と一緒に供される米飯の伝統は、江戸時代に極めて洗練された形態に達し、今なお日本料理の根幹として生きている。しかし、150年前に西洋社会へ扉が再び開かれてか

2、らは、日本古来の料理以外にも、多くの外国料理が日本人の好みに合った形で、あるいはほぼ原型のままで取り入れられ、驚くほど豊かでバラエティに富んだ食文化が生まれた。本文は主に時代別から日本飲食の発展をみる。一、日本の食物と食材日本の食物の歴史は、一万数千年前から存在していたといわれているが、紀元前2000年ぐらいの縄文時代からにさかのぼっているのが一般的である。弥生式時代、古墳時代、飛鳥時代、奈良時代、平安時代、鎌倉時代、室町時代、安土桃山時代、江戸時代、明治時代、大正時代、昭和時代、平成時代を経て食物史から食生活史をもみることができる。　古文書に食物を中心に書かれ

3、たものもあるが、多くは、貝塚、遺跡、正倉院の宝物、万葉集など歌や宮中生活の様子を書いた書物から調べられている。食物史についての資料は、平安時代から飲食に関係することを細かく記述することを避ける風潮があったのではないかと推測されるのである。古来より年中行事に必ず付いてまわる食事であるが、これは、つい最近20世紀までも食べ物についてあれこれ話すことを避け、「栄養のことを考えて食べていたら食事がまずくなる」などといわれたりして尾を引いていたと言っても過言ではないかもしれない。動植物で日本に古来から自生していたものもあるが、国外を原産地とする多くのものが年代を経るにした

4、がって、大陸から交流によってさまざま食物、食材がもたらされている。現在でも、遠い南半球、南アメリカより珍しいものが輸入され続けている。日本人が古くから食物としてきたもの、伝来したその食物の歴史など探って見ることとした。　日本も古くは、大陸と陸続きで、地殻変動により沈降隆起して現在の南北に細長い地形となっている。その間動植物の移動、交配が行なわれ有史に残る動植物の原産地として定着していったものと思われる。二、時代から見る日本飲食文化の発展１、縄文時代の日本飲食文化　縄文時代からの年代別に主に食用としていたものからみていくことといたしよう。縄文時代、新石器時代で発掘

5、される人骨より血液酸性度が低く、好んで食べられていたのは、動物では肉より内蔵、髄で食塩の無かった時代で有機塩の形での補給がされ他のミネラルも摂取されている。骨格の発達が良好でカルシュウムの補給状況もよくビタミン、ミネラルバランスがよかったのではと推測されている。主食、副食を問わずに雑食といったほうが適切かもしれない。焼き石などが発見され火を用いた調理法であったようである。自然災害、衛生的環境の悪さが短命の原因と思われている。　貝塚から貝殻、魚の骨、動物の骨が発見されている。現在も食料とされ知られているものを中心に一覧にしてみた。アカガイ、アコヤガイ、カキ、イガイ

6、、シャコガイ、マテガイ、サザエ、タニシ、あさり、はまぐり、フジツボ、しじみ、にし、あわび、オオノガイ、エビ、カニ、藻類、いのしし、しか、さる、イヌ、たぬき、うさぎ、くま、ぶた、うま、ナガス鯨、いるか、鳩、マカモ、キジ、カラス、トビ、ヒキガエル、カメ、スッポン、シマヘビ、カブトムシ、コイ、ウグイ、、フナ、ウナギ、ナマズ、ボラ、ニシン、タラ、スズキ、メバル、サバ、ブリ、ヒラメ、ホッケ、カサゴ、サメ、いか、たこ、うに、まぐろ、鰹、いわし、鯛、ふぐ、鮭、栗、カヤ、シイ、ミズナラ、モモ、アケビ、トチノミ、タラノキ、タケ、クルミ、マメ、ウリ、ひょうたん、自然芋、あわ、ひえ、

7、ソバ、、きのこ類、球根類、コケ類。調味に山椒、レイシ、キサゴ、ミツ、アマヅラがある。泥炭層より発見されたもので、他に新芽、果実、樹皮、根なども食用としていたことが予測されている。　果実酒が壷型、口の小さい土器が見られることから発酵食品として作られたと見られている。２、弥生時代と古墳時代の日本飲食文化弥生式時代、静岡県の登呂遺跡に見られるように水田稲作農業を特徴としている。稲作が普及し動物の内臓からの有機塩補給より藻類からの藻塩焼きによって作られる食塩が使われるようになっていた。野草、果実、魚介、鳥獣肉を副食としています。社会的分業が行なわれ始めていた。遺跡から杏

8、、ハスが出土されていた。