中薬概論分析课件

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1、中 薬 学総論中薬とは自然界で産出される天然薬を広く指しており、植物薬、動物薬、鉱物薬、および一部の薬物の加工品に大きく分けることができる。これらの中では植物薬が最も多いため、中薬学は古来より「本草」と呼ばれてきた。「本草」は中医基礎理論を元に応用され、また独特な理論体系と応用形式を持つことから、清朝に西洋の学問が伝わって来て以来、中薬と呼ばれるようになった。このように「中薬」とは中国固有の薬物学を指すものである。中薬学とは中薬についての基本理論、各種中薬の起源、採集、性味、効能、および応用方法などについて専門に研究する学問であり、中医学における重要な一部分で

2、ある。中医学の「理・法・方・薬」の理論体系とは、薬物で処方を構成してある種の治法を形成し、これと弁証の結論とを結合して某種の証候にぴったりと適合させ、治療プロセスを完成させることである。このため中薬学は中医弁証施治の理論体系の中で、極めて重要な位置を占めている。第一章 中薬の起源と中薬学の発展中国薬物学の起源は非常に古く、正式な文字記載によるものでも紀元前1000年以上にさかのぼることができ、西周時代(BC1066~771)にはすでに専業の「医師」が「毒薬を採集して医療に供給する」とある。『淮南子・修務訓』の記載によると、薬物学の創始者は神農であり、「百種類

3、の草を嘗め、一日に七十種類の毒に中った」と説明されている。このことから、薬物学は古代人類の保健衛生の実践活動の中から生まれてきたということがわかる。秦漢時代(BC221~AC220)になり、中国医学の原典である『黄帝内経』の出現は、中医学の理論体系を創造しただけではなく、「四気」「五味」など薬物学の理論をまとめ、後世における薬物学発展の基礎を定めた。東漢末期には、中国で最も重要な薬学専門書である『神農本草経』が著された。この書は紀元2世紀以前の用薬経験と薬学の知識をまとめ、全3巻に365種類の薬物を記載しており、薬物の効能によって上品・中品・下品の3種類に分類

4、している。当時の認識では、補益作用を持ち、無毒で久服してもよい120種類の薬物を上品とし、疾病を治療して虚を補い、有毒あるいは無毒で慎重に使用するべき120種類の薬物を中品とし、専ら疾病を治療し、多毒で久服してはならない125種類の薬物を下品としている。これは薬物を効能によって分類した初めである。書中に記載されている薬物の療効は、大多数が飾り気がなく真面目で効果があり、今に至るまで使用されている。例えば人参の益智作用、常山の截瘧作用、黄連の治痢作用、苦楝の駆虫作用、麻黄の定喘作用、当帰の調経作用、阿膠の止血作用、烏頭の止痛作用など、すべて確かな効果を持っている

5、。また本書には中薬学の基本理論についての簡単な記述もある。『神農本草経』の完成は中薬学の基礎を定め、後世の医家達はこれを基礎とした上で絶え間ない補充と発展を行ってきた。梁代の陶弘景(AC456~536)は、『神農本草経』を基礎とした上で整理と注解を行い、同時に365種類の新薬を補充して『神農本草経集注』を著した。730種類の薬物を記載したこの書では、薬物を自然の属性によって分類するという新しい方法を採用している。また風を治療するには防風を使用し、黄疸の治療には茵蔯を使用するなど、「諸病通用薬」についても初めて述べている。以上の二つの薬学著作は中薬学の経典とされ

6、ており、紀元6世紀以降の各代において、その影響を強く受けた専門書籍としては以下のものがある。『新修本草(唐本草)』は、紀元659年に唐王朝の勅令により、李勣や蘇敬らが『神農本草経集注』を基礎として増訂補充編纂を行ったものである。収載された薬物は850種で120種類の薬物を新たに加えているが、その多くは安息香や胡椒などの輸入薬である。書中には薬の図があるが、これは本草に図を付属させた最初であり、このように図と文を対照させた方法は、世界の薬学著作でも初めてのことである。本書は国家の名義によって修訂と頒布が行われた中国の一級の薬典であり、世界でも最も早い一級の薬典で

7、ある。本書は1542年のヨーロッパのニュルンベルグ薬典より800年あまり早く、731年には日本に伝わっている。日本の古代歴史書である『延喜式』には「医者はみな蘇敬の新修本草を読んでいる」という記載があり、本書が世界の医薬学の発展に大きく貢献していたことがわかる。『経史証類備急本草(証類本草)』は、1086~1093年に四川の名医である唐慎微が『嘉祐図経本草』を基礎として、古今の単方や験方、および経史百家に関する薬物資料を広く収集して編成したものである。本書の内容は豊富で1558種類の薬物を掲載し、すべての薬物に図を付け、3000あまりの処方も掲載している。本書

8、は実用に適しているだけではなく、多量の

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