第3章 調査の成果

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时间:2019-05-26

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1、第1節 1区の調査成果第3章 調査の成果第1節 1区の調査成果(1)概要 1区からは弥生時代後期後葉の溝1条、土坑3基、古墳時代後期の段状遺構8棟、鍛冶工房1棟、奈良時代の段状遺構2棟、古墳時代後期から奈良時代の掘立柱建物跡2棟、土器溜り1ヶ所、土坑1基を検出した。これらの遺構は斜面部を5段にわたり雛壇状に造成して築かれたもので、調査区北半を中心に拡がりをみせている。なかでも、古墳時代後期~終末期の段状遺構SS6の床面から29個の玉類が数珠繋ぎ状態で出土したことや、調査区南端の斜面最下段、谷筋の小川を望む位置に岩盤を掘削・整地して掘立柱建物を構築し

2、ていることなどが注目される。さらに、古墳時代後期の鍛冶工房SS7では羽口の残された状態で鍛冶炉1基が確認されている。以上のように、古墳時代後期から奈良時代に至る集落の立地や生産活動のあり方を検討する上で大きな成果を得た。 (2)基本層序(第8・9図) 1区は平成17年度調査地の東側に隣接し、調査前は森林であった。この一帯は大山火山噴出物によって形成された丘陵地であり、調査地の土層は大山を噴出源とする火山灰堆積である。調査地ではクロボクが比較的発達し、弥生時代~古代の包含層と上~中部火山灰層が確認された。 調査地の基本層序は、表土をⅠ層、遺物包含層を

3、Ⅱ・Ⅲ層とする。弥生時代の包含層であるⅢ層は古代以降の掘削のため、斜面下方でのみ安定的に堆積する。なお、斜面地という性格から、斜面下方は二次堆積土が重層し、尾根部層位との整合が難しい。以下、概略を記す。第7図 1区遺構配置図-11-第3章 調査の成果 Ⅰ-①層:黒褐色土(表土)。10~15㎝の厚さで全体を覆う。細かな根が多く張り、しまりが弱い。   ②層:赤褐色土。客土。 Ⅱ-①層:暗褐色土。主に斜面上方から中位に部分的に堆積する。径2㎝以下の炭化物、地山ブロックを含んでいる。しまり・粘性ともに弱い。包含される遺物は、須恵器や土師器などが主体である

4、。   ②層:暗褐色土。斜面部全体にわたり安定的に堆積する。径2㎝以下の炭化物、焼土粒、地山ブロックを多く含んでいる。古墳時代以降の遺物が多く、客体的に弥生時代後期後葉の遺物を包含する。 Ⅲ-①層:褐色土。斜面下方に広がりをみせる。径1㎝以下の炭化物を含む。弥生時代後期後葉の遺物を包含する。   ②層:黒褐色土。斜面下方において部分的に堆積する。径3㎝以下の地山ブロックを含んでいる。   ③層:暗褐色土。斜面部下方に部分的に堆積する。径3㎝以下の地山ブロックを含む。59.0mⅠ-①Ⅱ-①Ⅱ-①SS5Ⅱ-②Ⅱ-①撹乱Ⅰ-①31SS9撹乱Ⅱ-①2撹乱Ⅱ

5、-①撹4Ⅰ-①乱撹乱5Ⅱ-②Ⅰ-②Ⅱ-②41356.0mⅠ-①SS9Ⅰ-②Ⅱ-①133撹乱SS8Ⅱ-①3Ⅱ-②213撹乱412143151317P953.0mⅡ-①Ⅱ-②17181撹乱19201遺構埋土Ⅲ-①0S=1:802m第8図 1区北壁土層断面図(1)-12-第1節 1区の調査成果Ⅱ-②51.0mⅢ-①撹乱Ⅱ-①Ⅲ-①Ⅱ-②撹乱Ⅱ-①撹Ⅱ-②乱Ⅲ-②Ⅲ-①Ⅲ-②Ⅲ-①Ⅱ-②48.0mⅢ-③Ⅳ-①撹 乱Ⅳ-②Ⅳ-③Ⅱ-②Ⅳ-④Ⅳ-⑤Ⅳ-⑥Ⅳ-⑦Ⅳ-⑧Ⅳ-⑧Ⅱ-①Ⅳ-⑩Ⅳ-⑨Ⅰ-①Ⅳ0S=1:802m第9図 1区北壁土層断面図(2) Ⅳ-①層:暗

6、褐色土。斜面部下方に堆積するローム層。しまり・粘性弱い。   ②層:黄褐色土。径5㎝大のⅡ-②層が混じる。流れ込みによる二次堆積土。   ③層:黒褐色土。斜面部のみに堆積するローム層。径5㎝大の礫を含み、しまり・粘性強い。   ④層:淡黄褐色土。斜面部下方に部分的に堆積する。径5㎝大の黄色ロームブロックを含む。流れ込みによる二次堆積土。   ⑤層:暗褐色土。斜面部下方に部分的に堆積する二次堆積土。   ⑥層:黄褐色土。斜面部下半に部分的に堆積する二次堆積土。しまり・粘性強い。   ⑦層:黄褐色土。径5㎝以下の黄色ロームブロックを含む。しまり・粘性強

7、い。   ⑧層:灰白色粘質土。径5㎝以下の黄色ロームブロックを含む。粘性強い。   ⑨層:暗褐色土。径5㎝以下の黄色ロームブロックを含む。粘性強い。   ⑩層:灰白色粘質土。径2㎝大の黄色ロームブロックを含む。粘性強い。   ⑪層:暗褐色土。径5㎝大の黄色ロームブロックを含む。しまり・粘性強い。   ⑫層:黄褐色土。径5㎝以下の礫を多く含む。しまり・粘性強い。  Ⅵ層:橙褐色土:斜面上方から中位に堆積する火山灰粘質土。粘性・しまり強い。    谷部ではⅣ層の二次堆積土が覆うため確認できなかった。斜面部での遺構検出面。-13-第3章 調査の成果55.

8、0m(3)段状遺構A1A′SS1(第10・11図、表3・15・25521、PL.2・42・61) 調査区西側、C2・D2グ

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