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时间:2019-03-03
《文化 10 年,鷹見泉石写『魯西亜闘字撃』》由会员上传分享,免费在线阅读,更多相关内容在教育资源-天天文库。
1、明治大学教養論集通巻500号(2014・9)pp.1-50[資料紹介]文化10年,鷹見泉石写『魯西亜闘字撃』岩井憲幸はじめにここに紹介するのは,現在古河歴史博物館に蔵される鷹見泉石関係資料中の一書,~魯西亜園字撃J(国重要文化財)である。この書(以下時に,Rと略称する)は,小冊ながらわが国のロシア学の基礎をなしたといっても過言ではない価値を有する。奥書により,文化10年(1813)大黒屋光太夫所持本から直接透き写しされたとおぼしL、。このことは『鷹見泉石日記」文化10年間11月14日の条によって裏付けられる(九同十四日一、番丁内薬薗内光太夫方、兼て約束ニ付、魯西亜文字、彼国之書為写罷越候処
2、、借呉候様申聞候付、持帰写取懸候。ここで言う光太夫所持本が,光太夫が将来したその原本か否か俄かに定めがたいが,後に掲載する写本からも容易に首肯できるところだが,非凡な透写の様から,恐らく原本から直接この作業がなされたと考えられ,よって原本は当時光太夫の手許にあった可能性が高い。だが,今日,光太夫所持本は伝存することを知らないへ筆者はかつてRにつき報告を行なったがベ今回古河歴史博物館よりR全冊の写真掲載が許可されたのを機に,前回の補L、とその後判明した事柄を2明治大学教養論集通巻500号(2014・9)加筆して再びRを紹介したL、。しかしながら,今回の目的の第一は,泉石の精轍な透写による『魯
3、西亜園字墜Jそのものを多くの人々に見ていただきたいという点にある。1.Rの書誌的事項は次の通りである。(1)書名:魯西亜闘字撃(表紙直書き)(2)目録番号:鷹見泉石関係資料B210(3)編著者:鷹見忠常(4)写(4)成立:文化10年(1813)(5)体裁等:写本l冊,横本四目綴じ(6)丁数:墨付12丁(5)(7)法量:170x272粍前後(8)奥書:文化十笑酉年初冬光太夫所持之書」忠常寓以下補記する。Rはロシア書の写しを内容とするため,書名と奥書のみが日本語であり,かつ縦書きとなっていて,横綴じ本に装釘される。表紙は白茶色網目空押し模様。表紙の次に白紙袋綴じの遊び紙を,さらに半葉の白紙をお
4、き,ついでタイトルページがくる。これを内題とみなせば次の通りである(6)。よって,光太夫将来本は1787年モスクワ刊であることを知る。IlPOIlV!Cb/IloKa3bIBalOwaHKpacoTy/POccit1:cKaroIIllcbMa.jV!3naHHaHBbMOCKBも,/1787.fona.[ロシア文字の美しさを示す習字手本。モスクワにて1787年刊行。]タイトルページ以下すべて四周双辺(子持ち枠)で,各右上隅にパジネーションがある。すなわち,タイトルページとその裏のく献辞〉はそれぞれ<1><2>のアラビア数字により,<序文〉以下は各々
5、鷹見泉石写「魯西亜園字事Jl36、後たとえば1ページと2ページを上下両端のみを糊付けして,和風にl丁に仕立てている。(この場合,光太夫将来本あるいは同所持本の体裁がどのようなものであったかが問題となるO後述参照。)Rの保存はきわめて良好である。ただ本文に虫損がやや見られるO表紙・裏表紙の前後に袋状遊び紙各l葉を綴じ込み,ついで前遊び紙の次に半葉の白紙があり,タイトルページ・本文へと続く(九今,透写部分を目次ふうに示せば次のようである。末尾はページのノンブル,[]内は欠。<)は引用。1)タイトルページ2)献辞23)序文・ことばについて1-II4)<書くために鷲ぺンを削ることについて,書く姿勢について)III5)<手の格好と鷲7、ぺンの持ち方について)IV4明治大学教養論集遜巻500号(2014・9)6)<文字の基本的ななりたち〉V7)く小文字・数字〉VI8)<大文字のなりたち〉VII-X9)<綴り〉XI-XIII10)<ダビデの息子ソロモンの祈り〉[XIV]11)<習字手本〉XV-XXI12)<フランス風書体〉XXII再三述べたように泉石の透写は精密かっ徹底している。これは後掲の影印を一瞥すればただちに諒解されよう。泉石は地図等にもこの才能をい
6、後たとえば1ページと2ページを上下両端のみを糊付けして,和風にl丁に仕立てている。(この場合,光太夫将来本あるいは同所持本の体裁がどのようなものであったかが問題となるO後述参照。)Rの保存はきわめて良好である。ただ本文に虫損がやや見られるO表紙・裏表紙の前後に袋状遊び紙各l葉を綴じ込み,ついで前遊び紙の次に半葉の白紙があり,タイトルページ・本文へと続く(九今,透写部分を目次ふうに示せば次のようである。末尾はページのノンブル,[]内は欠。<)は引用。1)タイトルページ2)献辞23)序文・ことばについて1-II4)<書くために鷲ぺンを削ることについて,書く姿勢について)III5)<手の格好と鷲
7、ぺンの持ち方について)IV4明治大学教養論集遜巻500号(2014・9)6)<文字の基本的ななりたち〉V7)く小文字・数字〉VI8)<大文字のなりたち〉VII-X9)<綴り〉XI-XIII10)<ダビデの息子ソロモンの祈り〉[XIV]11)<習字手本〉XV-XXI12)<フランス風書体〉XXII再三述べたように泉石の透写は精密かっ徹底している。これは後掲の影印を一瞥すればただちに諒解されよう。泉石は地図等にもこの才能をい
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