稻垣裕史：诗歌讲述的“当代史”

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1、KURENAI:KyotoUniversityResearchInformationRepository詩に語られた「現代史」:兪德鄰「京口遣懐張彥明劉伯Title宣郞中并びに諸友に呈す一百韻」に見る歴史敍述Author(s)稻垣,裕史Citation中國文學報(2009),77:54-78IssueDate2009-04URLhttp://hdl.handle.net/2433/178028RightTypeDepartmentalBulletinPaperTextversionpublisherKyotoUniversityか-に意囲的に書き留めていたにせよ'それは断片的なた作

2、者に同時代を書き留めようとする意園がないからだ｡ことはできない｡事象が断片的で腰系化されておらず､ま事象が必ず反映されるものだが'それらを歴史叙述と呼ぶ己の日常を詩にうたうとき'程度の差こそあれ同時代史的詩であり'｢歴史｣とは同時代史のことである｡文人が自う-ここでいう｢詩｣とは､作者の明らかな観音以降の詩という文膿に歴史が綴られるのは'いつの頃からだろ詩に語られた｢現代史｣中国文筆報･--愈一は諸友に呈す一百韻｣に見る歴史叙述-徳鄭｢京口遺憾じ第七十七冊にめ張彦明劉伯宣郎中井びに垣稲史裕京都大学ている｡ここに論ずる｢京口遣懐徳鄭(1二三二-一二九三)がそのような長編叙事詩を残し推

3、のごと-王朝交代の混乱期を生きた宋末元初の文人'史の主流から見つけるのは難しいが'奇し-も庚信や顔之い換えてよかろ中心に叙述している｡それは昔時における｢現代史｣と言思｣を主題に匂わせつつも'鹿本篇では同時代の政治史をず､魯酒は憂ひを忘るるの用無し｣と､いわゆる｢郷関の張彦と呼びうる作品に北周･庚信｢哀江南賦｣'北奔･顔之推ぞれ直別されなければならない｡た記録'それらを史料として語り直した歴史叙述は､それ直す｡偶然に反映された歴史性と'意囲的に書き留められ録を用いて事象を膿系化し'みずからの言葉で歴史を語-事象を再構成して語-直したものである｡史家は様々な記｢哀江南賦｣は序において

4、｢楚歌は楽しみを取るの方に非｢観我生賦｣がある｡すでに多-の研究があるように'｢記録｣であって歴史叙述ではない｡歴史叙述とは'歴史詩に限定せず'賦にまで視野を贋げるならばへ同時代史う｡①一方'詩による｢現代史｣叙述を文学明劉伯宣郎中井愈54居感事｣'『小畜集』巻八)があるが'自博から距離を置いて宋初の王丙偶にl百六十韻におよぶ自侍的な長編詩(｢講百韻という形式に歴史叙述の系譜は兄いだし難隈･皮目休･陸亀豪･尊荘などの作が侍わっているが､一注』巻一九)を晴夫とLt劉南錫･元積･白屠易･李商日襲府詠懐ないのではないか｡現存する唐人の一百韻詩は'杜甫｢秋して書かれているとすれば'文学史上

5、着過することはでき験した謹書人による編年健の歴史叙述'しかもそれが詩とないし'卓越した詩人でもない｡しかし､宋末を賛地に膿懐｣詩を奉げている(｢江元量｣解題註』は江元量｢湖州歌｣九十八首とともに余徳鄭｢京口遣憾｣詩)である｡びに諸友に呈す1百韻｣(T侃幸斎文集』巻二㌧以下｢京口遺｢現代｣を物語る作品は類例に乏しいように思われる｡宋末における長編叙事詩の例として'鑓鐘書『宋詩選詩に語られた｢現代史｣(格垣)郷監李賓客に奉-寄す一百韻｣(『杜詩詳)｡愈徳郷は史家ではい｡②また､寓の項に見える(括弧内は筆者注)0認しておこう｡愈徳郷の博は『至順鋲江志』巻一九､人材部･隠逸･僑まず作者愈徳

6、郷と'詩題に見える人物について停記を確寺文集』十六巻､『輯聞』四巻有-.紫陽(安徽欽解)日-･･････｡卒年六十有二｡自ら大玉山人と壊す｡『侃･･････.西皐の趨公文昌(趨葵)'滑るに詩を以てして行大司農･司江断行省､累ねて薦むるも皆な起たず蹄附の初'発酉(九年'二一七三)'『檀記』を以て漸滑に魁す｡口(江蘇鋲江)に僑寓し､因-て蔦に家す｡景走辛酉末の賓南中'父卓鹿江(安徹底江)令と為-て'京(二愈徳隣'字は宗大'永嘉の平陽(漸江平陽)の人｡年(a)二｢現代史｣の作者と讃者'〓l六1)'『書経』を以て郷翠に魁す.威淳愈阿北ア.ノユめ徳丞相鄭(1二三二-二1九三)騨して行省郎中と

7、為すも就かず｡=一JJ施され'殿試は二度にわたる延期の後､威淳十年(甲戊､られる｡南宋最後の科挙は威淳九年から翌十年にかけて賓六五)に明記されるごと-､｢郷貢進士｣であったと考え士｣と記したのは儀産的な修辞であ-'賛際には明･宋凍でtのちの省試の合否について梱れていない｡熊未が｢進院)における漕試(解試に相首する)について言及するのみ上に引いた『至順錦江志』は斬漕(南新持運使の管轄する貢年では就尚書『宋人別集叙録』など)もこの記述に従うが､生文集序｣､『侃章粛文集』巻