2013新日铁技报-残余元素致铸坯表面热裂纹控制技术

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1、〔新　日　鉄　技　報　第394号〕（2012）鋳片表層改質による循環元素無害化技術の開発UDC621.746.047:620.192.49技術論文鋳片表層改質による循環元素無害化技術の開発DevelopmentofSteelSurfaceMeltingTechnologyforImprovementofHotShortnessCausedbyTrampElement山　本　研　一＊藤　　　健　彦濱　谷　秀　樹恒　成　敬　二Ken-ichiYAMAMOTOTakehikoTOHHidekiHAMATANIKe

2、ijiTSUNENARI梅　津　健　司丸　木　保　雄竹　内　　　順山　田　義　博KenjiUMETSUYasuoMARUKISunaoTAKEUCHIYoshihiroYAMADA抄　　　録Cuによる赤熱脆性を防ぐことができれば，製鋼原料中トランプエレメントの規制緩和，Cuを積極的に利用した高強度鋼板の開発が可能となる。これら循環元素無害化を目的に，連続鋳造機後面でプラズマや電磁気技術を用いて，鋳片表層を均一溶融し，Niアロイングする鋳片表層改質技術の開発を行った。ホットシミュレーター，トータルモデル開発，

3、並列プラズマ実験，アロイング開発を経て，ベンチスケール試験装置を実現，実鋳片（400mm幅×100mm厚×７m長）を表層４mm程度，均一溶解し，無害化元素を溶融部へ添加した。これを熱間圧延しCu赤熱脆性の抑制を確認した。連続鋳造機後面でのCu無害化を実現した。AbstractTrampelementssuchasCucauseaseverehotshortness.However,Cuistheusefulalloyingelementforincreasinghardnessandimprovemento

4、fthesteelpropertiesandCuisoftenaddedtothesteels.Therefore,bymeansofasteelsurfacemeltingtechnology,hotshortnessshouldbesuppressedbytheadditionofNionlyinthesurfacelayer.Afterhot-rolled,thesheetsaresandblastedandcheckedforsurfacedefectsduetohotshortness.There

5、arenodefectsandsteelsamplesalloyedinthesurfacelayerareveryclean.Consequently,steelcontainingCualloyedNiinthesurfacelayerdoesnotindicatehotshortnessatthesurface.Cu鋼における再結晶組織に関する研究7-10)の結果，鋼中の1.緒　　　言C（FeC）がCuの析出を促進，もしくは析出サイトを規定3製鋼工程の主原料として多量の鉄スクラップを使用すし，約0.0

6、5mass％Cが共存することで{111〈110〉}型再結ることは，省エネルギーや資源有効活用の点から重要で晶集合組織が最も顕著に発達することが明らかになっていある。しかし，スクラップ中のトランプエレメント（例る。さらに極低炭素鋼にTi,Nb等の炭窒化物形成元素を添えばCu,Sn）が溶鋼中に混入することになり，これらは，加したいわゆるInterstitialFreeSteel（IF鋼）をベースにCu精錬により除去されにくいため種々の問題を引き起こす。を添加した高r値をもつ高強度鋼板の製造が可能であるこCuは高

7、温での酸化雰囲気下で鋼の表面に液体として析出とが明らかにされた11,12)。し，オーステナイト粒界に侵入するため熱間脆性の原因　従って，製鋼，熱間圧延（熱延）工程における高温域でとなる1-3)。炭素鋼における，この液体Cuの粒界侵入メカの液体Cuの生成，すなわち粒界析出を防ぐことができれニズムと割れの進展について詳細な研究4-6)が行われ，脆ば13,14)，製鋼原料におけるトランプエレメントの規制緩和化温度範囲，Cu,Sn,Ni,Si,P濃度の影響が明確になっては勿論，Cuを積極的に使用した高強度鋼板の開発

8、が可能いる。となる。　一方，深絞り用鋼板においてはCuがr値の向上に役立　鋳片表層改質による循環元素無害化技術の開発として，つ。低炭素鋼でsol.Al濃度が非常に小さい0.01～1mass％プラズマや電磁気技術を用いて連続鋳造機後面でスラブの＊プロセス研究開発センター　製鋼研究開発部　主任研究員　　千葉県富津市新富20-1　〒293-8511－69－新　日　鉄　技　報　第394号　（2012）鋳片表層改質による循