村上春树《国境之南太阳之西》论——以永无岛为中心

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1、村上春树《国境之南太阳之西》论——以“永无岛”为中心重庆大学硕士学位论文(学术学位)学生姓名：林李指导教师：王红副教授专业：日语语言文学学科门类：文学重庆大学外国语学院二O一五年四月村上春樹『国境の南太陽の西』論――ネバーランドをめぐって重慶大学修士論文氏名：林李指導教官：王紅準教授専攻：日本語言語文学学科分野：文学重慶大学外国語学院二〇一五年四月重庆大学硕士学位论文中文摘要摘要村上春树是日本的超人气作家，作品的拥趸者甚众，在全世界范围内享有盛誉。《国境之南太阳之西》是其于1992年发表的第七部长篇小说作品。与

2、村上其他作品相比，所受关注不大，有较大研究空间。笔者在反复研读过程中，注意到作品中存在平行世界（永无岛）。由此视角出发，对小说进行重新梳理。以文本分析方法为主，援用精神分析、性差、镜像以及社会学等方法，对小说进行深层解读，探讨作品主旨。首先第二章中，通过文本细读，笔者发现叙事者的叙事存在与真实有出入的地方，由此推出平行世界的存在。接着，明晰平行世界的全貌，探讨其产生、发展以及消失。并进一步分析其本质，得出其实际上是主人公的永无岛这一结论。第三章中，笔者对文本的深层意义进行挖掘。首先，分析永无岛幻想产生的原因。从

3、内因和外因两方面展开。援用神话以及镜像理论进行内因分析，得出其形成具有必然性。外因方面联系社会背景进行论证，个体存在感的稀薄造成了社会整体的虚无感。其次，对永无岛幻想的失败进行探讨。从其形成来看，切断交流的封闭空间无法持续发展。还有，泉的存在为主人公提供参照，其内心深处对泉的罪意识最终导致幻想失败。第四章则探讨了叙事失败后文本如何继续进行。是通过女性救赎来实现的。首先对主人公的“罪”进行定义，其次探讨作为救赎者的女性有纪子是如何对症下药的。最后将主旨归结于村上春树的女性观。笔者希望本论所做浅层考察，能够对读者理

4、解这部作品提供些许参考，感受村上春树的文学魅力。关键词：女性，永无岛，罪意识，救赎I重庆大学硕士学位论文要旨要旨村上春樹は中日で超人気な作家である。人生に対する体験あるいは社会問題に対する思考などを作品に託し、次々と作品を作り出した。『国境の南太陽の西』は1992年発表された村上春樹の七作目の長編小説である。村上のほかの作品に比べ、複線構造を持っていないし、あまり注目されていないが、関連する研究成果も比較的に少ない。筆者は何度も読んでいる内に、もう一つのパラレル世界――ネバーランドが存在しているのではないかと考

5、えている。この視角から小説を解読しようと思い、複線構造があることを証明したい。作品分析をするため、精神分析、性差、鏡像や社会学などを補助にしようとする。さらに、作品のモチーフを究明し、自分なりの理解を提示したいと思う。第二章はパラレル世界の全貌を明らかにしたい。まずは一人っ子に切り込み、語りの辻褄が合わないところから、異世界の存在を証明する。それに、その世界の全貌を段取りに見ていく。最後はその世界は実は大人版のピーターパンである始のネバーランドだという結論を出した。第三章は作品を深く解読し、ネバーランドのいきさ

6、つを究明したい。まずはなぜ始のネバーランドが出たのか、内因と外因の両方から検討した。内因の分析に神話や鏡像理論を借りたが、外因の分析には社会背景と繋がって考えた。それに、なぜ結局失敗を迎えたのかについて、根源や異象にはすでに失敗の要素が埋めていたと指摘した。第四章は異界が失敗した後、主人公がどのように救済されたのか。まずはその「罪」をはっきりした。有紀子がその「罪」に病状に応じてどのように投薬するかを述べた。最後は村上の女性観に帰結して結論を出した。本稿の浅い考察によって、読者の『国境の南太陽の西』に対する理解

7、を深めさせ、今後の村上文学の研究に少しでも貢献すれば幸いである。キーワード：ネバーランド，女性，罪意識，救済II重庆大学硕士学位论文目次目次中文摘要..........................................................................................................................................I要旨...........................................

8、.............................................................................................II1はじめに..............................................................................................