特用作物 （1） 茶 ア 導入すべき持続性の高い農業生産方 …

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1、４特用作物（１）茶ア導入すべき持続性の高い農業生産方式の内容県内の主な茶産地は，表層腐植質黒ボク土及び褐色森林土等の分布する県北山間地域及び猿島郡周辺地域で栽培されている。茶の肥料は，葉を収穫する作物であることから窒素成分が主体のため，地下水への負荷や土壌の強酸性化を招き，生育のアンバランスと地力の低下が懸念されている。そのため，施肥については，堆肥等を利用した有機質主体の肥料や肥効調節型肥料及び局所施肥等による減肥と省力化を進める。また，病害虫防除については，すでに農薬の使用は少ないものの生物農薬の利用等により減農薬栽培を進める。区分持続性の高い農業生産方式の内容使用の目安○

2、堆肥等有機質資材の施用１～２t/10a堆肥等施用技術(牛ふん堆肥の場合)○局所施肥現行窒素成分量の20～30％減肥化学肥料低減技術○肥効調節型肥料の施用する○有機質肥料の施用○生物農薬の利用○光利用技術化学農薬散布回数をできるだけ○マルチ栽培減らす化学農薬低減技術○機械除草○フェロモン剤の利用イ持続性の高い農業生産方式の導入の促進を図るための措置に関する事項県内の各地域農業改良普及センターや全農茨城県本部等では土壌診断の機材を整備し，農業者から依頼のある場合，土壌診断や土壌の性質に関する情報を提供する体制を整備している。このため，持続性の高い農業生産方式の導入にあたっては，各地

3、域農業改良普及センターや全農茨城県本部等の土壌診断の活用を図るとともに，普及指導員のアドバイスを受けることが適当である。ウその他の事項地力増進法に基づく地力増進地域に指定されている地域については，地力増進対策指針が定められているため，指針に基づく地力増進対策を行うことが必要である。-83-（２）たばこア導入すべき持続性の高い農業生産方式の内容本県は北緯36度に位置し，葉たばこの「黄色種」の北限であり，「在来種」は南限とされ，気候上厳しい立地条件の中で葉たばこが耕作されている。また，土地条件も鹿行地域の壌土や県北，県央，県南，県西地域の黒ボク土等，葉たばこにとっては作りやすい条件

4、ばかりとは言い難い。このような条件下で，健全なほ場の確保に向けて堆肥の施用量の増進を図り，地力維持に努めてきた。しかし，現状では堆肥確保は難しく，年々施肥量が減少傾向にあり，地力が低下し，土壌病害（立枯病等）の発生をみている。従って，収量の安定確保と品質の維持向上を図るため，栽培環境条件に合った適正な施肥設計や良質な堆肥の施用や休閑期を利用した緑肥作物の導入，不織布等による被覆栽培，シルバーマルチ等の利用により農薬の低減を図りながら健全なたばこ作りを進める。区分持続性の高い農業生産方式の内容使用の目安○堆肥等有機質資材の施用1.2t/10a堆肥等施用技術○緑肥作物の利用(牛ふん

5、堆肥の場合)○局所施肥（中層条肥）土壌条件により施肥量の減肥化学肥料低減技術○有機質肥料の施用○被覆栽培○フェロモン剤の利用たばこ用農薬の使用基準以内，で○マルチ栽培（シルバーマルチ）きるだけ減らす化学農薬低減技術○機械除草○生物農薬の利用イ持続性の高い農業生産方式の導入の促進を図るための措置に関する事項県内の各地域農業改良普及センターや全農茨城県本部等では土壌診断の機材を整備し，農業者から依頼のある場合，土壌診断や土壌の性質に関する情報を提供する体制を整備している。このため，持続性の高い農業生産方式の導入にあたっては，各地域農業改良普及センターや全農茨城県本部等の土壌診断の活

6、用を図るとともに，普及指導員のアドバイスを受けることが適当である。ウその他の事項地力増進法に基づく地力増進地域に指定されている地域については，地力増進対策指針が定められているため，指針に基づく地力増進対策を行うことが必要である。-84-（３）こんにゃくア導入すべき持続性の高い農業生産方式の内容県北山間地域の黒ボク土及び褐色森林土を中心に栽培されている。山間地の傾斜地にはほ場が多く，長年連作されているため，土壌養分のアンバランス，地力の低下が懸念されている。このため，土壌管理については，堆肥等有機質資材の投入や休閑期の緑肥作物の導入を進め，施肥については有機質肥料の割合を高めたり

7、，肥効調節型肥料による減肥と省力化を推進する。また，連作に伴う土壌病害の発生を抑制するため，排水対策や培土の実施，敷きわら等によるマルチ栽培，対抗作物を含めた輪作体系を取り入れる。区分持続性の高い農業生産方式の内容使用の目安○堆肥等有機質資材の施用２t/10a堆肥等施用技術○緑肥作物の利用(牛ふん堆肥の場合)○肥効調節型肥料の施用現行窒素成分量の20～30％減肥化学肥料低減技術○有機質肥料の施用する○対抗植物の利用化学農薬散布回数をできるだけ○マルチ栽培減らす化学農薬低減技術○機械除草○フェ