「イソップ物语を読む

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时间:2019-02-10

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1、第十課「イソップ物語を読む·本文 きつねが井戸に落ちましたが、どうしても上がれなくて、困っていました。そこへ、のどが渇いて困っているやぎがやってきました。そして、井戸の中に、きつねが入っているのを見つけると、その水はうまいかと聞きました。きつねは、困っているのに平気な顔をして、水のことをいろいろほめたて、やぎに降りてくるように勧めました。やぎは、水が飲みたいばかりに、うっかりおりて行きました。 さて、やぎは、のどの渇きがおさまったので、上に上がる方法を、きつねに相談しました。すると、きつねは、う

2、まい方法を思いついたと言って、「あなたの前足を壁に突っ張って、角を前にやってくださいよ。そうすれば、私が背中に乗って飛び出し、そして、あなたを引き上げましょう。」と言いました。 そこで、やぎは、今度もきつねの言うとおりにしました。きつねは、やぎの足の方から飛び上がって、その背中に乗り、そこから、角を踏み台にして、井戸の口まで上がりました。そして、そのまま行ってしまおうとしました。やぎが、きつねに、約束が違うじゃないかと、文句を言うと、きつねは、振り返って言いました。「ねえ、やぎさん、あなたにもう

3、少し知恵があれば、そんな所へおりなかったでしょうね。」会話先生:はじめに、この話を読んで、いちばん強く感じたことを話し合ってみましょう。では、大谷君、どうですか。大谷:きつねは、知恵がありますが、やぎは、すぐ騙されるから、考えが足りないと思いました。山田:でも、やぎが騙されたのは、その時、とても水が飲みたかったからではないでしょうか。林 :そうです。やぎは、その時、がまんできないほどのどが渇いていたのだと思います。知恵があっても、そういう時には、だれだって、井戸の中に入って行くと思います。 大谷

4、:けれど、やぎが騙されたのは、のどが渇いている時だけではありません。そのあとでも騙されているでしょう。だから、やっぱり、知恵が足りないのだと思います。木村:私もそう思います。きつねが背中に乗ると言った時も、すぐ、きつねの言うことを聞いて台になってやるなんて、やっぱり考えの足りないやぎです。西山:やぎは、きつねの言うことを、少しも変だと思わないし、何でも言うとおりになっています、私は、こういう性質は嫌いです。木村:私も嫌いです。私は、どんなことでも、自分でよく考えて決めたいと思います。もし、私だっ

5、たら、背中に乗せてくれと言われたら、はっきり断ります。中村:僕なら、その井戸が浅いか深いかよく調べてみます。もし、深いようだったら、きつねに、上がるにはどうすればいいか、聞いてから入ります。先生:やぎについて、いろいろ意見が出ましたね。まだ、そのほかに、考えのある人はいませんか。山田:僕も、やぎは好きではありませんが、そんなに考えが足りないのではないと思います。このやぎは素直なのだと思います。だから、きつねのいうことを、すぐに信じるのです。こんなに素直なやぎを、二度も騙すきつねはとてもひどいきつ

6、ねだと思います。長島:僕も賛成です。僕は、こんなきつねが大嫌いです。小林:大谷君は、きつねは知恵があると言いましたが、知恵があるのではなく、ずるいのだと思います。先生:それでは、今度は、きつねについて感じたことを話し合いましょう。·応用文浦島太郎 昔、浦島太郎という人がありました。ある日、浜辺を通っていると、子供が大勢集まって、何か騒いでいました。見ると、かめを一匹捕まえて転がしたり、叩いたりして、いじめているのです。浦島が「そんなかわいそうなことをするものではないよ。」と言いましたが、子供らは

7、、「何かまうものか、僕たちが捕まえたのだもの。」と言ってなかなか聞きません。「そんならおじさんにそのかめを売っておくれ。」と言って、かめを買い取りました。浦島はかめの背中を撫でながら、「もう二度と捕まるなよ。」と言って、海へ放してやりました。 それから二、三日後のことでした。浦島が船に乗っていつものとおり釣りをしていると、大きなかめが船のそばへ泳いで来て、ひょっこりとお辞儀をしました。そうして、「この間はありがとうございました。私はあの時助けていただいたかめです。今日はお礼に竜宮へお連れしましょ

8、う。さあ、私の背中へお乗りください。」と言って、背中に乗せました。 間もなく竜宮に着きました。鯛や平目などが迎えに出て来て、奥のりっぱな御殿へ通しました。美しい玉や貝で飾ったその御殿は、目も眩しいほどきれいです。そこへ、乙姫さまが出ていらっしゃいました。そうして、「この間はかめを助けてくださってありがとうございました。どうぞゆっくり遊んでいってください。」と言って、いろいろご馳走をしてくださいました。鯛や平目などが面白い踊りを踊りました。  浦島は、あまりおもしろいので、家へ帰るのも忘れて、毎日

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