室町時代における亓山禅僧の中国観

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1、学校代码：10172研究类型：基础研究学号：156120327中图分类号：大连外国语大学硕士学位论文题目:室町時代における亓山禅僧の中国観培养学院（系、所）：日本语学院学科专业:日语语言文学研究生姓名:白甜甜指导教师姓名及职称:贺静彬论文答辩时间:2018年5月12日室町時代における亓山禅僧の中国観白甜甜大連外国語学院（大学）・大学院日本言語文学学科・日本文化専攻2018年5月室町时期五山禅僧的中国观考察校外评阅人：_____________校内评阅人：指导教师：_____________答辩委员会主席：_____________答辩日期：_____________

2、ii室町時代における亓山禅僧の中国観要旨室町時代は狭義と広義の意味を持っているが、狭義と言うと、室町時代は、足利義雄将軍（1368-1394年）から応仁の乱（1467-1477）までの数十年を指している。それに対して、広義とは、足利尊氏が幕府を創設当则から（1366年）、織田信長（1534-1582）が京都への①到着までの230年間が含まれる。本論では、中日外交の流れを背景として、広義の室町時代における亓山禅僧の中国観を考察する。遣明使節とは、室町幕府から明に派遣された使節である。室町幕府第三代将軍足利義満（在職1368年-1394年）が始めた。遣明使節とその中心と

3、なった役者は、明の官吏との対面、貨物検査、貿易、皇帝との謁見など、様々なレベルの場面での対応及び解決する能力が求められる。ゆえに、遣明使節の派遣は、蔭凉軒主が幕府奉行人や他の亓山僧とともに行った人選が大前提となった。1401年足利義満は明に使節を送り、数度の往復ののち明皇帝から「日本国王」としての冊封を受けた。1404年に至り明の永楽帝は趙居仁を遣わし、詔書、金印、勘合符百道（100通）を日本にもたらした。その後の150年間つづく対明勘合貿易がここに始まった。亓山禅僧は遣明使節の主力として、中日外交史における大切な役割をはたしていたとは疑わない。また、文学の分野でも

4、、美術の分野でも異彩を放っていた。明との付き合いを通して、亓山禅僧の中国に対する認識と態度が育成された。本論では、今までの先行研究を踏まえて、亓山禅僧は中国文化に対する憧れや、神国主義と平等意識、および中日外交における実用主義という三つの部分に分けて、亓山禅僧の中国観を考察する。はじめに、室町時代における中日外交の概況を述べる。また、本研究の目的と研究意義を明らかにする。それから、今までの先行研究をまとめ、大まかに中日外交の全般的な論説、名僧個人に関する研究、変化の視点から検討した研究、地域権力の対外交渉と禅僧についての研究などに分けられる。前述の先行研究に基づいて

5、、本論は中日文化交流と中日外交における亓山禅僧の活動を分析して、彼らの中国観を考察する。第2章では、禅僧が中国文化への学びや墨文字への求め、詩文唱和という中国文人とのiii友好交流をめぐって、亓山禅僧の中国文化への憧れを明らかにする。遣明使節の正使、副使、居座など重要なポジションは室町幕府に指定された。それ以外、明に派遣される禅僧は大抵中国文化に憧れて行った人である。必ず外交使命を果たすと同時に、彼らは明に派遣されたチャンスを利用し、明の儒学、書画、医学分野で最も進んだ成果を学び、日本に取り入れた。画家雪舟等楊と桂庵玄樹をはじめとして、彼らは中日友好交流に財献した。

6、それに、禅僧たちは明の名僧や儒者に頂相讃、塔銘、語録や詩文集の序文と後書きなどを書くよう請求して、日本に持ち帰っていた。中国の士大夫や僧侶たちと詩歌の唱和という直接的な文化交流も多く見られる。禅僧たちは中国文化が依然として日本文化より進んでいて、絶えず学ぶすべきという気持ちを持っているということが分かる。さらに、第3章では、『善隣国宝記』や『壬申入明記』や『允澎入唐記』などの亓山禅僧の書作を分析して、瑞溪周鳳や惟肖得厳などの名僧の神国主義を論する。禅僧たちは自国の栄誉を重んじて、明との対等を求めることも明らかになる。それから、第4章では、遣明使節としての亓山禅僧の外

7、交活動をめぐって、外交・朝財に関連する職務、貿易活動に関連する職務、滞在中の明側待遇の交渉に関連する職務に分けて、自国の外交利益を図るための中国に対する実用主義を明らかにする。終章では、外交と文化の分野における亓山禅僧の中国に対する認識や態度をまとめる。室町時代の亓山禅僧たちは、中国に対する認識が外交と文化の分野に集中されていた。亓山僧は中国文化を尊重し、学習するということについて、前代の日本知識人の精神を引き継いだということが分かる。中国の知識人から学問を聞いたり、また有名な僧侶と知識人にお願いし、頂相賛と塔銘を書いてもらったことによって、彼らの中国文化に対す