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时间:2018-07-25
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1、日本におけるごみ問題とその対策筒井敬治はじめに日本は数十年の間に驚異的な発展を遂げ、世界的に見ても、非常に豊かな国に成長した。しかし、その反面では、人間の大規模な経済活動や使い捨て型のライフスタイルとシステムは、地球温暖化、オゾン層の破壊、海洋汚染、熱帯雨林の減少など、さまざまな環境問題を引き起こしている。さらに日本などの先進国、そして発展途上国においても、これらの問題に加えてごみ問題が深刻化している1。「現代のごみ問題は、さまざまな要因が複合して発生している。各種の使い捨て容器や製品の氾濫、飽食・グルメ・ブランド志向、華美な過剰包装、
2、おもちゃから家電までのハイテク製品化、医療廃棄物2などの有害廃棄物、経済活動から排出される多種多量の「一般廃棄物3」と「産業廃棄物4」、人件費や地価の高騰によるリサイクル業界の経営悪化などがからみあい、単純な解決策ではすまない5」。このように、「ごみ」というものはわれわれが生きていく中で必ず出てくるものである。生活や活動が違えばそれだけ違ったごみ問題が起こってしまう。本稿では、どのようなことが問題とされ、それに対して行われている、また行うべきだとされている対策について考察する。1日本のごみ問題とその影響一口にごみ問題といってもさまざまで
3、ある。直接人体に影響のあるものもあれば、不法投棄や土壌汚染、海洋汚染といった環境に対する問題もある。また、ダイオキシンのようにごみを処理する過程において問題が生じるものもある。そのほかに、豊かさゆえに生じる問題も日本ではある。以下では、そういった問題のいくつかを挙げる。1.1家庭ごみの排出と処理家庭から排出されるごみは、まさに消費文化のバロメーターとなる。京都市のデータでは、厨芥(生ごみなどの台所ごみなど)が40%弱で最も多く、次いで紙類が30%強、プラスチックが約16%、繊維が3%前後、金属が3%前後を占めている(湿重量比6)7。すべ
4、ての場所から出るごみを考えると、一度に出る家庭ごみの量は産業廃棄物よりも少ないかもしれない。しかし、家庭ごみはほぼすべての人にかかわるものであり、われわれにもっとも身近なごみ問題である。また、これからも人間が生活する上で、必ずと言ってもいいぐらい排出されるものであるし、そう簡単に生活から切り離せることができるものでもない。ゆえに、まずここから注目していってみよう。1.1.1家庭ごみの発生原因ごみが発生する原因として、技術の進歩によって、購入する財が原料とは似ても似つかないものに加工されてしまっていると言うことが挙げられる。つまりはリサイ
5、クルしにくいものが189経済政策研究第2号(通巻第2号)2006年3月増えたということである。身近なものを見てみても、一種類の原料で作られているものはあまり多くはなく、ほとんどのものが、数種類の原料から作られている。そのため、リサイクルをしようとすれば、多くの手間がかかってしまう。次に、使い捨て文化の浸透がある。使い捨て文化は、おそらく廃棄物増加の直接的な原因と考えることができる。コンビニやスーパーなどの弁当や食品のトレーなどがそうである。衛生面やコストのことなどを考えると、使い捨てであることが望ましいのかもしれないが、ごみ問題の大きな
6、要因である。8日本の家庭で特に目立つ発生原因として、過剰包装もある。多くの商品が、陳列の状態から包装されているうえに、さらに二重三重と包装されることがある。この包装のほとんどが、中身の商品を取り出した後にはごみとなっている。それらは商品の構造上必要なものでもなければ、持ち帰るときの商品の安全を高めるものでもないものが大半である。つまりは、それらの包装がなくともなんの問題もないはずである。それでも使用されているのは、商品の見栄えを良くし、消費者へのイメージを良くしようということが大きく、消費者側も、見栄えの良いものの方が購買意欲が高まるか
7、らだろう。これらの発生原因は、豊かさゆえに招いたものであり、大量生産・大量消費・大量廃棄を如実に表している。1.1.2分別の困難ここで重要なのが、焼却・埋め立て・リサイクルなど、何をするにも素材の把握をし、分別することだ。家庭から排出される時点で、分別が適切に行われていれば、現在よりもごみ問題は幾分小さかっただろう。しかし、現実はそうではない。可燃ごみと不燃ごみが混ざっている状態で排出されることは少なくない。その場合、処理場において分別はされるが、無論すべてのものを分けることはできないため、そのごみは適切ではない方法で処理されることとな
8、る。結果、ダイオキシンの発生や土壌汚染といった問題を引き起こす原因となる。分別がされない原因として、一人一人が自覚を持って行っていないということもあるが、ここではごみとなる物自体に注目してみる。よく例として
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