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时间:2018-03-06
《都市化域豪雨土砂灾害》由会员上传分享,免费在线阅读,更多相关内容在教育资源-天天文库。
1、都市化域での豪雨土砂災害-広島の土砂災害から学ぶ-広島大学福岡捷二都市化域での豪雨土砂災害 ―広島の土砂災害から学ぶ―広島大学工学部 福岡捷二 同 上 渡邊明英1.はじめに1999年6月29日,閉塞前線を伴う発達した低気圧が日本海沿岸部を北東にゆっくり移動し,停滞した前線に起因した集中豪雨によって九州北部から中国・関西・中部地方にわたる広い範囲にわたって災害が発生した.広島県では29日未明から,前線の移動に伴って降りはじめた雨が,午後に
2、なってから急に強くなり,広島県下全域に大雨をもたらした.特に,13時から16時にかけて広島県西部の広島市佐伯区から安佐北区へ向かう北東に延びる帯上(図-1,L1)と,15時から18時にかけて呉市から東広島市に至る帯上(図-1,L2)の狭い範囲に大雨をもたらした.豪雨が来襲したこれらの場所では,1時間雨量にして40mm~70mmの雨が記録されている.広島県西部の八幡川流域では1時間雨量で最大81mmが記録されており,呉では時間雨量70mm近くの雨が2時間降り続いた.降り始めである23日からの累積降水量は
3、広島県下において300mmを越えた場所が多い.今回の広島土砂災害は,先行降雨で緩んでいた地盤に,狭い谷間に沿って短時間に大雨が集中したことが大きな原因となっており,これによって降雨量の急激な増加から2時間ないし3時間後のL1●亀山ほぼ同時刻に災害が突発的かつ同時に多発した●戸山L21)●魚切ダムところに特徴がある.このように,危険を察知●東広島屋代●広島●羅漢山してから住民が避難を行うまでに十分な時間が▲八幡川江田島なく,しかも,多くの場所で同時多発,かつ突発●呉的に発生したがけ崩れと土石流等によって
4、31名岩国●倉橋島の死者,1名の行方不明者を出した.この人的被害の多くは,豪雨が集中した広島市西北部及び呉市で発生している.県砂防課によれば,がけ崩れ屋代島186箇所,土石流等139渓流である.この集中豪雨に伴い,死者及び行方不明者が出なかったところでも,がけ崩れ,土石流,洪水等によって河川図-1広島県の地形及び主要な場所の位置氾濫,堤防・護岸・橋梁等の河川災害,家屋災害など多くの被害が発生した.県災害対策本部(消防防災課最終発表)によれば,住宅被害は全壊154棟,半壊101棟,一部破損327棟,床上
5、浸水1,363棟,床下浸水2,840棟であり,道路1,251箇所,河川1,864箇所,砂防施設460箇所の被災があった.この他に,多数の山腹崩壊,農地への土砂流入による被害,白ケ瀬浄水場への土砂流入による断水,広島湾へ大量の流木流出等の被害があった. 本文では,広島災害の実態と特徴を説明し,本災害から得られた知見と課題について述べる.土砂災害対策における本文の位置付けはAppendixの図-Aに示す通りである.2.広島県の地形・地質及び災害が発生した住宅区域の特徴(1)地形及び地質広島市は太田川や八幡
6、川などによって形成された狭いデルタ平坦地からすぐに山地や丘陵地の斜面へと続く地形特性を持つ.この地域は広島型花崗岩の分布域となっている.広島市や呉市で斜面災害が生じた斜面の地質は黒雲母型花崗岩に分類されている.これらの花崗岩が風化したものがまさ土であり,これが山地岩盤を覆い,その上に薄い表土が乗っている.このために大雨が降ると,このまさ土による斜面崩壊,土石流が発生し易いという地域的な特性がある2).広島市と呉市は,鹿児島市,長崎市,神戸市等と並ぶ斜面災害の代表的な地域であるが,平地が少ないために山地
7、部まで宅地開発が広がっており,土砂災害に対して危険な住宅区域が多い.このような危険箇所は土石流危険渓流や急傾斜地崩壊危険箇所として指定され,一般に公表されている.広島県におけるこれらの土石流危険渓流や急傾斜地崩壊危険箇所の数はそれぞれ4,390,5,960であり,共に全国一位である.(2)被害区域の地理的特徴広島市西部・北西部に位置する佐伯区や安佐南区などは広島市の住宅地として発達している.佐伯区では八幡川流域の平地から山地斜面まで宅地開発が進んでいる.八幡川西側の東斜面に位置する屋代や観音台等の新興
8、住宅街に土石流が発生し,住宅地を流下した.これらの地域には砂防ダムが設置されていた.屋代では砂防ダムを越えた泥流が住宅街を流下・堆積し,大量の堆積土砂による被害が顕著であった.観音台では砂防ダム下流の土砂貯めにレキや流木が堆積し,これを越えた土石流が住宅地を流下した.斜面最前部の住宅に被害が出たが,観音台では浅い土石流が道路を流下したため被害が大きくなかった.安佐南区も太田川右支流奥畑川沿いに開発されたきた住宅地街であり,住宅地街が山地斜面にまで展開して
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