日本企业文化概论4

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1、日本企業文化概論王暁東魯東大学外国語学院中日伝統文化比較研究所2012年9月28日目次企業文化のタイプ１．文化のタイプ２．企業文化のタイプ企業文化の形成プロセス企業文化のタイプ１．文化のタイプ文化は個人的なものではなく、人間の塊＝集団によって創られた社会的なものである。各地域の異なった環境(自然環境と社会環境を含む)において暮らしている人たちがそれぞれ異なった「価値と規範の体系」を持っているから、それなりの「物の考え方や行動の仕方」が生まれ、それゆえ異なったタイプの文化が生まれたわけである２．企業文化のタイプ１）ハンディの見方『ディオ

2、ニソス型経営』ゼウス、アポロ、アテナ、ディオニソスゼウス＝家父長、アポロ＝役割、アテナ＝仕事、ディオニソス＝実存家父長文化(ゼウス)、役割文化(アポロ)、実存文化(ディオニソス)、仕事文化(アテナ)守護神別組織文化２）マネージメント・スタイル(管理様式)とオーガニゼーション・パーソナリティー（組織性格）企業組織の全体的性格を表象するのに、マネージメント・スタイル及びオーガニゼーション・パーソナリティーという二つの用語が用いられる。マネージメント・スタイルは企業のマネージメント活動の在り方によって表象させるのに対し、オーガニゼーション・

3、パーソナリティーは組織の在り方によって表象させる。マネージメント・スタイルについての先行研究（１）Ｔ・ディールとＡ・ケネディ：リスクの大小成果実現の速度（２）境忠宏（さかいただひろ）：革新性・保守性外部指向・内部指向オーガニゼーションについての先行研究（１）Ｒ・タジウリとＨ・リットビン：達成、親和、支配（２）Ｒ・リカート：システム１(独善的専制型)システム２(温情的専制型)システム３(相談型)システム４(参加型)（３）Ｃ・ハンディ：目標の達成と組織の存続、限定と無限定企業文化のタイプ(１)上野征洋（うえのゆきひろ）の分類マネージメント

4、・スタイル：投資型―のれん型オーガニゼーション・パーソナリティー：人間活動重視型―組織活動重視型」(２)加護野忠男（かごのただお）と野中郁次郎（のなかいくじろう）の分類マネージメント・スタイル：オペレーション志向(管理)―プロダクト志向(生産)オーガニゼーション・パーソナリティー：グループ・ダイナミックス(組織力)―ビューロクラティック・ダイナミックス(官僚力)企業文化のパターンと事業内容(３)梅澤正（うめざわただし）の分類マネージメント・スタイル：課業遂行―機会開発オーガニゼーション・パーソナリティー：有機的―機械的企業文化の4類型

5、企業文化の形成プロセス三つのステップ第一ステップは創業者の経営理念である。企業文化の起源は創業時にもさかのぼり、経営者の信条や考え方、行動の仕方が基盤となっている。第２ステップは、創業者の価値観や思考・行動パターンを創業時のメンバーは創業者から直接学び、模倣し、また直接の指導を受けて従業員はそうした価値観や行動様式を身につけていくメンバーの共有化である。第３ステップは、より定着化させ、強固なものとするには、ルールや制度として作り上げ、確実なものとなる企業文化の定着化・強化ステップである。それは従業員の共通の行動パターンとなるばかりでな

6、く、価値観や思考パターンとして内面化され、企業文化が形成されるのである。企業文化の形成プロセス企業文化となった価値観や、規範、思考様式、行動様式などが企業内における財務・経理、調達・購買、生産・品質管理、人事考課、昇進など各方面の多様な制度とはかかわっているので、それらを制度化、ルール化、システム化する必要があるのである。企業文化の強化・定着化のプロセスにおいては、もうひとつ見逃せないことがある。それは価値観や、規範、思考様式、行動様式などのシンボル化である。また、企業文化としての価値観や、規範などを体現し、実行した管理者や従業員がヒ

7、ーローやヒロインとして尊敬され、それと関連した逸話や物語が神話として社内で語り継がれる。宿題：企業文化のタイプを纏めなさい。企業文化の形成プロセスを吟味しなさい。