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时间:2017-11-30
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1、63高地トレーニングにおける運動強度の指標-クロスカントリースキー競技選手を対象としたTrainingImpulseの基準値と実践場面への適用-北村辰夫・岩崎賢一・鈴木 典・水落文夫伊藤英之・近藤克之・吉本俊明 はじめに1960年代に第1期,1990年代に第2期の隆盛を迎えた高地トレーニングは現在,持久系競技スポーツ選手を対象としたトレーニングの一環として定着している。その方法は主にLivingHigh&TrainingHigh(LH&TH:高地滞在+高地トレーニング),LivingHigh&
2、TrainingLow(LH&TL:高地滞在+低地トレーニング),LivingLow&TrainingHigh(LL&TH:低地滞在+高地トレーニング)に3分類され,各々の効果や問題点が指摘されている。こういった複数の方法が提唱される理由は高地トレーニング効果となる持久性機能の顕著な向上と,高山病に代表される低酸素暴露に伴うコンディションの低下が表裏を成すことによる。LH&TLはトレーニング標高を1,250m,または競技が開催される標高に設定することで,トレーニング量の減少や運動強度の低下を解消し,低
3、地に近似したコンディションでトレーニングを実践する目的から構築された。これに対し,LL&THはスプリンターを対象とした高地トレーニングの一手段となっている。スプリンターは速筋線維が多い身体的特性上,LHでは高所脱水の影響が顕現する場合が多く,低酸素環境下におけるトレーニングの継続により,筋への負荷が軽減する。そのため,長期の高地滞在を避け,トレーニングのみ高地で行うLL&THの導入が試みられており,トリノオリンピック(2006年)におけるクロスカントリースキー女子チームスプリント競技の8位入賞2)は記
4、憶に新しい。また,高地での競技会に向け,充分な高地トレーニング期間が確保できない場合等は高地トレーニング効果の獲得より,疲労回復を主としたコンディショニングを優先させる目的もある。なお,TH(低酸素トレーニング)の生理的効果を指摘する報告12)17)もみられる。高地トレーニングに対する議論では,LHかLLとTHかTLの組み合わせが問題となっている。欧米では最大酸素摂取量が血液量と相関することから,血液量の増加を促進するLHを不可欠とみているのに対し,わが国ではTHだけでも,高地トレーニング効果の獲得を
5、可能64高地トレーニングにおける運動強度の指標とみる研究者が多いようである。また,高地トレーニング期間の設定でも欧米と日本で異なり,欧米で3~4週間を必要としているのに対し,わが国では4~5日でも効果があるとする見解もみられる。わが国でLL&THや4~5日の期間でも高地トレーニングの効果があるとする根拠として,以下12)17)が指摘されている。・動脈血酸素飽和度(SpO2)が低地レベルに回復する。・同等の運動強度における血中乳酸値が低下(LactateCurveが右側へ移行)する。・最大下同一運動強度
6、(競技強度を中心とした高強度)に対する換気量,酸素摂取量,心拍数,血中乳酸値に改善がみられる。その反面でいずれも赤血球数(RBC),ヘモグロビン(Hb),ヘマトクリット(Ht)等の改善は報告されていない。わが国では高地トレーニング効果を増加血液量以外で評価することを妥当視する傾向があり,この点で欧米の見解と大きな隔たりがある。ここでスポーツ実践場面に目を向けると,低酸素トレーニング施設は民間のアスレチック・クラブ等も含め,設置数が増えているようである。ただし,わが国でも陸上競技や水泳競技の中・長距離種
7、目,クロスカントリースキー競技の選手等が高地トレーニングを実践しているが,4~5日間程度の期間設定はあまり耳にしない。また,間欠的低酸素暴露でも,「3日間の低酸素暴露と4日間のインターバルで,1~2週間の継続と同等の効果がある」,「3時間以下/日の低酸素滞在でも,急性高山病の予防や高地適応の促進に有益」とした研究報告6)9)に対し,「10日間~2週間程度の高地トレーニングの後,下山してスピードトレーニングを実施する」と述べる指導者もおり,研究とスポーツ実践の立場で相違がみられる。わが国で低酸素トレーニ
8、ングや短期間の高地トレーニングが提唱される理由として,長期の高地滞在に伴うコンディショニングの難しさを回避しつつ,高地トレーニング効果だけは44444充分に獲得したいとする目論見が考えられる。また,欧米では血液量増加を含むトレーニン444444グ効果の獲得を主眼とするのに対し,わが国では高所登山や競技会に向けたピーキングの一環として,低酸素トレーニングを導入しており,目的の違いが評価指標や期間設定を変えているとみることもできよう。確かに「LH&TLを試し
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