MR.BRAIN 02 日文剧本

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1、第2回『変人脳科学者VS蘇る美しき幽霊!!脳トレで人は蘇る!?』2008年5月　東京拘置所「竹神貞次郎。　最後に、言い残す事はありますか？」「僕は生き返るよ。お前達を殺して、その肉を食べに行くから！」「・・・」「僕は必ず・・よみがえる。」現在　2009年5月科警研九十九(木村拓哉)は和音(綾瀬はるか)に自作の脳波計を使い、バナナを取ろうと意志を出す時の脳波の実験中。「ここが、君がバナナを取ろうと手を出した時。　でもその0.8秒前にモニターには変化が現れているんです。　君が手を出す0.8秒前に、君の脳が君に指令を出していたんです。　この装置は、その指令を読み取った。　この脳の働きを僕達脳科

2、学者は準備電位と呼んでいます。」「これですよ、これ！　研究テーマ、これでいきましょう！　その指令を読み取ることが出来れば、あらゆる犯罪を　未然に防ぐ事が出来るじゃないですか！」「0.8秒で現場に駆けつけることが出来るんですか？」「あー、そっかぁ、ダメかぁ。」「でもそれ使えるかもしれない！」九十九はジャンケン必勝法を思いつき・・夏目（田中裕二）と勝負！北千住署の刑事・津村修介(神保悟志)が、両手と左足を切断された状態で絶命しているのが発見された。荒らされた部屋のあちこちから犯人の指紋が検出されたため、警察は前科者の指紋と照合。すると、そこにはありえないような真実が！なんと指紋の主は、3年前

3、に4人もの人を殺しては、手足を切りとって食べるという残酷な事件を起こした連続殺人犯・竹神貞次郎(GACKT)だったのだ。科警研「本当だと思いませんでした、ジャンケン必勝法！」と和音。「え？信じてたんですか？」「え？」「あれは、僕が向こうにグーを出させるように仕向けたんです。　　僕は脳が出す指令を読み取れるふりをしただけなんです。　夏目さんは僕に脳の指令を読み取られないように最後まで　グー、チョキ、パー、どれを出すか決断出来なくなってしまった。　可哀想に！　チョキとかパーを出すには、ジャンケンポンのポンの前に、　自分が何を出すか決めて指を広げはじめなきゃいけないんです。　その決断が遅れてし

4、まったらグーしか出せない。　だからパーを出せば勝てるんです。」「・・なーんだ、そんなことだったんですか。」「そんなこともわからなかったんですか。」「・・・」「え！？」「九十九さん！」新米刑事・林田(水嶋ヒロ)が声を掛ける。「ジャンケンしよう！」「え？」「先生は、幽霊を信じますか？」と林田。「それいい質問ですよ。　君がね、今、見ているものっていうのは、実は君の脳が、見えていると、　思って作ったものに過ぎないんです。　だから、僕が幽霊じゃないということも実は証明出来ないんです。」「先生！先生は、3年前、世の中を騒がせた、竹神貞次郎という男を　ご存知ですか？」「竹神？？」「あ！死体の手足を切り

5、取って、食べたって人ですよね！」と和音。「はい。竹神は全部で４件殺人を犯しました。　欲望の赴くまま、何の罪もない人たちを殺しては、　その身体の一部を持ち帰って、家で・・食べていたそうです。　やがて竹神は逮捕され、精神鑑定にかけられたんですが・・」「なぜ、人の肉を食べたんですか？」「なぜ、牛の肉を食べるのですか？」竹神が聞き返す。「あなたは、人を食べるのも牛を食べるのも、」竹神は医者の掌にボールペンを突き刺し・・首に噛み付き・・。「竹神は、拘置所の中でも、何度か、看守たちの手を　食いちぎろうとして・・　ついには、自分の指を食べてしまったそうです。」「・・・」「精神鑑定の・・結果は？」と和音

6、。「そこが最大の争点でした。　弁護側は心神喪失による無罪を主張したんですが、　４件目の被害者・後藤ヒデキさんの婚約者が、　マスコミの前で訴えたんです。」「私は、あの男を絶対に許しません。　もし、死刑にならなかったら、私があの男を殺してやりたい！」4人目の被害者・後藤(平山祐介)の婚約者である宮瀬久美子(小雪)がマスコミに訴える。「彼女の姿が世論を動かした面もあって、　結局精神鑑定の結果、竹神は責任能力は認められ、　去年、刑が執行されました。　でも昨夜・・３年前と全く同じような事件が起きたんです。　殺されたのは、当時竹神を逮捕した刑事でした。　そして現場からは、竹神貞次郎の指紋が出てきたん

7、です。」「それならこの前の事件と同じ手を使えば！　竹神の指紋がついたものを、犯行現場に持ち込んだんです！」と和音。「それじゃあ説明がつかないんです。　凶器からだけじゃなくて、荒らされた部屋のあちこちから　竹神の指紋が出てきているんです！」「だとしたらそれ、幽霊以外ありえませんよね。」と九十九。「そんな・・」「幽霊・・」「これからその現場、連れてってもらってもいいですか？」被害者の家「ずいぶん荒らされていますね。　何で荒らしてったんで