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时间:2019-05-26
《放饲养鶏技术开発试験》由会员上传分享,免费在线阅读,更多相关内容在行业资料-天天文库。
1、放飼養鶏技術開発試験養鶏試験場○寺井智子、坂本恭一1.目的放飼養鶏は、立地条件に拘束されない、施設・設備の初期投資が少ない、労力が少ない、耕作放棄地や休耕田の有効活用ができるという利点から、今日注目されている。さらに中山間地域等の複合経営の一作物となりうると期待されているが、現在普及には至っていない。普及に至らない問題点として、放飼に適した銘柄の選定、汚卵・巣外卵(巣箱外に産卵された卵)の対策などがある。これらを調査・検討・解決することで普及を図る。2.材料および方法1)試験1放飼に適した銘柄の選定試験供試鶏:ロードアイランドレッド、イサブラウ
2、ン、ネラ、ボバンスブラウン(各150羽)試験期間:平成13~14年試験内容:放飼した4銘柄において、生存率や産卵率、卵重、規格外卵率、巣外卵率、飼料要求率、卵質、また飼いやすさを検討した。2)試験2ケージ飼いとの比較試験供試鶏:ロードアイランドレッド、ネラ(各300羽)試験期間:平成14~15年試験内容:2銘柄を放飼とケージ飼いに分けて飼養し、飼養条件による経済性(産卵率、卵重、飼料要求率)、卵質について調査した。3)試験3汚卵・巣外卵発生抑制試験供試鶏:ネラ、横斑ロード(BP×ER)(各200羽)試験期間:平成15~16年試験内容:卵の上に糞
3、が落下するのを防止するためのフタ付巣箱(写真1)の効果を検討した。写真1フタ付巣箱4)試験4現地調査供試鶏:横斑ロード(BP×ER)(150羽)試験期間:平成15~16年試験内容:実際省力的に十分な飼養ができるか検討するため、みかん園内にパイプハウスを設置し、場内試験の結果と比較した(写真2、3)。また巣箱には糞落下防止用の庇を付けた(写真4)。写真2ミカン園とパイプ鶏舎写真3パイプ鶏舎内部写真4庇付巣箱3.結果1)試験1放飼に適した銘柄の選定試験生存率は、4銘柄ともに90%以上あり、大きな違いはみられなかった。産卵率は、ボバンス・ネラ・イサの
4、コマーシャル鶏3銘柄には大きな違いはみられなかった(図1)。卵重、規格外卵については、イサが週齢を増すにつれ卵重は大きく、また規格外卵も増えた。巣外卵は、ボバンス以外の3銘柄は初めは多く発生したが、巣外卵が多く発生する鶏舎の隅に電球をおいて明るくする等の発生抑制対策を行い、また鶏自身も学習したのか巣外卵は減少していった(図2)。飼料要求率は、産卵鶏として改良の進んだボバンス、イサは値が低く、一方原種鶏のロードや卵肉兼用種のネラは高い値を示した。卵質は4銘柄の違いはみられなかった(図3)。図-14銘柄の産卵率図-24銘柄の巣外卵率図-34銘柄の飼
5、料要求率2)試験2ケージ飼いとの比較試験産卵率は、産卵当初はケージ飼いの方が成績が良いが、週齢が進むにつれてその差は縮まり、40週齢でほぼ同じ成績となった(図4)。卵重は、差がみられなかった(図5)。飼料要求率は、産卵初期に差があるものの、その後成績に違いはみられなくなった(図6)。卵質については両銘柄とも特に差はみられなかった(表1)。図-4産卵率図-5卵重図-6飼料要求率3)試験3汚卵・巣外卵発生抑制試験汚卵の発生率は、両鶏種ともに従来のフタ無のものと比べて、汚卵の発生率が半分以下となった(図7)。またフタが巣箱を覆うことから、巣箱を暗くす
6、る効果が現れ、そのため巣外卵も両鶏種とも過去のフタ無の時と比べて減少した(図8)。図-7汚卵率図-8巣外卵率4)試験4現地試験場内試験の結果と比べ、産卵率は成績が伸び悩んだ(図9)。その理由として、産卵初期にみかん園の隣でトンネル工事が始まったことや、暑熱時に産卵ピークとなったことが考えられる。卵重は、60gとMサイズと粒ぞろいの整った卵で、横斑ロードの特徴がみられた(図10)。巣外卵率は、場内試験と比べ、圧倒的に低い結果となった(図11)。その理由として、鶏は暗い場所で産卵するが、みかん園は明るい環境で巣箱が最も暗い場所なのに対し、場内は鶏舎
7、を用いているため、巣箱の他鶏舎内の隅等暗い場所があること、また、現地では産卵初期に夜は鶏を巣箱へ戻すという調教を行ったため、その効果が現れたということが挙げられる。図-9産卵率図-10卵重図-11巣外卵率4.考察銘柄の選定においては、経済性を加味した上で、いかに粒ぞろいの整った卵を採れるかという点や、また養鶏にあまり慣れていない農家が飼養するという点から飼いやすさを重視した結果、ネラが放飼に最適であると考えられた。ケージ飼いとの比較では、経済性において多少は劣るものの、卵質において違いはみられなかった。汚卵・巣外卵抑制には巣箱にフタをつけること
8、が有効であった。また現地調査の結果より、パイプ鶏舎という低コスト施設でも十分飼養可能であるということが実証された。これらのことを踏まえ、今後マニュアル
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