国际ーー第2830地区

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1、GOVERNOR’SMONTHLYLETTER国際ロータリー第2830地区2008-09年度ガバナー山崎淳一〒037-0044青森県五所川原市元町46-1Tel:0173-35-2005HP:http://www.rotary-aomori.orgガバナー月信12月号[No.6]2008年12月1日発行12月家族月間（FamilyMonth）1995-96年度ハーバート・ブラウン会長は、世界平和は地域、家族から始まるとの考えを表明しました。そして1995年11月のＲＩ理事会において、2月の第2週を「家族週間」と指定する

2、ことになりましたが、2003年7月の同理事会において、2003-04年度ジョナサン・マジィアベ会長が、家族の重要性を主眼にしたことを称え、12月を「家族月間」と指定しました。アーサー・Ｆ・シェルドン博士の墓標P2.ガバナーあいさつP10.会員動静P4.米山梅吉記念館見学ツアー報告P11.文庫通信P5.第2回クラブ出席・会員増強セミナー報告P12.ハイライト米山P7.地区行事ご案内･お知らせP13.12月地区カレンダーP9.寄付状況P14.10月出席報告-1-ガバナー挨拶奉仕こそわがつとめ国際ロータリー第2830地区ガバ

3、ナー山崎淳一(奉仕こそわがつとめ)60年も前に発刊された、ロータリーの名著「ServiceisMyBusiness奉仕こそわがつとめ」には「職業奉仕こそロータリーの挑戦である。これこそが世界中の他の団体と異なる重要な特徴であり、職業奉仕の考え方が今日ほど必要とされる時代はかつてなかった」とあります。この本は1949年にRI会長となったパーシー・ホジソンにより1948年に発行されたもので、職業奉仕の実践手引書として知られています。ロータリーが誕生し確立された時代から職業奉仕の重要性が叫ばれ、ロータリーの活動だけでなく、経

4、営哲学として存在していた訳ですが、この言葉はこのまま今私達の生きる時代にも通ずるものだと信じていますので、そのことについて考えてみたいと思います。(世界の経済危機)今、アメリカから始まった金融危機は世界、日本そして地域社会の経済、もちろん自らの事業経営にも大変な影響を投げかけています。ここで振り返ってみれば、これまでアメリカは長い間双子の赤字を抱えており、世界中の誰もがそれを解かっているのに、資本がどんどんアメリカに流れていました。それは、主に二つの理由ひとつはアメリカの高金利政策であり、日本がゼロ金利といってよい状況

5、ですから余計に金が流れて行った。二つ目は日本などに比べ、アメリカの金融や証券業界の高い運用能力が評価されていたことが大きかったといわれます。ところが、サブ・プライムローン問題を契機に実際に蓋を開けてみたら、とんでもない処で、とんでもないような形態で運用されていた。この現実では流石のアメリカも低金利政策をとらざるをえなくなったし、経営はマネー・ゲームのような虚業でなく実業でなければという判断から日本企業や円が再評価されることになり資本の流れが急変することになった。もともと他人のお金での消費大国アメリカも不況が深刻となり、

6、世界の工場の中国そして全世界の経済危機へと拡がってしまった訳です。一方、日本ではそれが円高を呼び、輸出産業の経営悪化を呼びさらに経済全般への不況と繋がることになってしまいました。(虚業と実業)つまり、このような流れで世界中が、今までの言わば金融バブルともいえる虚業の時代から、やっぱり経営はしっかりした内容でなければ長期的には存続・発展しないんだという実業の時代へとパラダイム・チェンジしているのだということです。さて、全ての事業は環境適応業であるといわれます。その時代に生きる人々の生活スタイルやニーズに、的確にそして迅速

7、に適応するビジネスモデルを持った企業だけが生き残っていくという考え方です。恐竜の絶滅の例えを出すまでもなく、時代を読むことは経営者としては大切な資質の一つであります。私が担当している商業の分野ですと、モータリゼーション車社会の到来により商業施設はショッピングセンター時代を迎えることへと変化してきました。同様なことが、農業・工業・医療・福祉などすべての分野においてあてはまるでしょう。-2-しかし、どの業界にあっても環境適応していくことは大切ですが、それが虚業でなく実業と呼べるものでないと長期的には存続・発展しません。過去

8、をさかのぼれば誰もが不動産だ、株だ投資だと走った時代がありましたが、その結末はどうだったでしょうか。どんな時代であれ、そしてこういう時代だからこそ守るべき原理・原則は、我々ロータリーが最も大事にしてきた職業奉仕の理念そのものなのであります。(職業奉仕と社会奉仕)そして職業奉仕の理念とその実践がもたらすものは自分の事業のためだけにと