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时间:2019-05-07
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1、日本文化史・第一章 原始社会の文化A 先土器文化〈せんどきぶんか〉(旧石器〈きゅうせっき〉文化)(~約一万年前)世界の歴史はまず旧石器時代から始まり、次に新石器時代がくるとされる。日本では土器を中心に考える傾向が強いので、旧石器時代に当たる時代の文化を先土器文化と呼ぶ。氷河時代とも呼ばれる寒冷な時期で、日本はアジア大陸とつながっており、人類が大陸から移動してきたと考えられている。 ①1949年、群馬県岩宿〈いわじゅく〉遺跡で、打製〈だせい〉石器の存在が確認される(相沢忠洋〈あいざわただひろ〉が1946年に発見し、1949年に打製石器であることが確認される)。 以後、全国
2、各地で先土器時代の石器が発見される。 敲打器〈こうだき〉・ナイフ型石器・尖頭器〈せんとうき〉・細石器〈さいせっき〉 ②生活:動物の狩猟、魚貝・植物の採集を中心とする生活をしており、階級の対立や、国家権力がない社会だったと考えられる。B 縄文文化〈じょうもんぶんか〉(約一万年前~B.C300)気候が温暖化して海面が上昇し、アジア大陸から離れて日本列島ができた。定住生活と土器の使用が始まる。この土器は縄でつけられた文様〈もんよう〉があるので、縄文土器と呼ばれ、これが使われていた時代を縄文時代、その時代の文化を縄文文化と呼んでいる。①石斧〈せきふ〉・石鏃〈せきぞく〉・石皿〈
3、いしざら〉・石匙〈せきひ〉などの磨製〈ませい〉石器を使用しているので、新石器時代の特色を持つ。しかし、急激な人口増加や生活変化が認められないので狩猟・採集中心の経済が続いていたと考えられる。(晩期から稲作が始まる)②気候の温暖化によって、植物質食料の利用が増加したので、煮沸〈しゃふつ〉調理のため土器の使用が始まる。縄文(縄目〈なわめ〉の文様)をつけた土器(縄文土器)を使用する。 草創期〈そうそうき〉・早期・前期・中期・後期・晩期の六段階の時代に分かれる。 貯蔵・煮炊〈にた〉きに使用。工芸的技能の熟達を示す。 ③社会 食物が豊富になり、漁業も発達したので、定住生
4、活が始まる。竪穴住居〈たてあなじゅうきょ・地面に広く穴を掘り、その底面を床として上部に屋根をかけたもの〉で生活する。 弓矢で狩猟、骨角器〈こっかくき〉や丸木舟〈まるきぶね〉で漁労を行う。海岸地域に貝塚〈かいづか・食料となった動物の骨や貝がらを集積した場所〉が残される。共同墓地に埋葬されている。→身分・階級・貧富の差はなく、男女も平等だったと考えられる。 ④アニミズム(animism):自然界のあらゆる事物に、霊魂があると信ずる思考態度のこと。これによって呪術〈じゅじゅつ〉が発生して生活を支配する。呪術のための器具:石棒(男性生殖器を表す)、土偶(女性を表す)→生殖力崇
5、拝を示す。 呪術的な肉体加工:叉状研歯〈さじょうけんし〉(頭蓋骨の歯にノコギリ状の加工を施す)・抜歯〈ばっし〉屈葬〈くっそう・死体を折り曲げて葬る〉・抱石葬〈ほうせきそう・石を抱かせて葬る〉→死者の霊魂への恐れを示す。C 弥生文化〈やよいぶんか〉(B.C300~A.D.300) 本格的な水稲耕作〈すいとうこうさく〉が始まったため、大規模な共同作業が必要となって、低地の集落〈しゅうらく〉に人口が集中した。余剰物資〈よじょうぶっし〉の蓄積〈ちくせき〉が可能となったので、貧富の差が生じ、階級が成立した。東京の弥生という所で発見された土器(弥生式土器)がこの時代の文化の特色
6、を示すので、弥生時代、弥生文化などと呼ぶ。集落の間で戦争も始まり、強力な集落は小国に成長した。中国の歴史書にこの時代の日本のことが記されるようになる。『漢書〈かんじょ〉』「地理志」は、紀元前1世紀頃の日本に、百余りの国が存在していたと記し、『後漢書』「東夷伝〈とういでん〉」はA.D.57年、奴〈な〉国王が洛陽の光武帝のもとへ使節を派遣したと記す(その時光武帝が与えたという「漢倭奴国王」の金印が残っている)。『三国志』「魏志倭人伝」は邪馬台国〈やまたいこく〉が三十余りの小国を従え、卑弥呼〈ひみこ〉という女王が支配していたと記す。卑弥呼は239年に魏の皇帝(明帝)に使節を派遣
7、したという。①弥生式土器(最初に発見された場所が東京都文京区弥生だった):装飾が少ない単純な器形と直線的な文様を持つ。縄文土器より薄くて丈夫である。壷〈つぼ・ものを貯蔵する〉・甕〈かめ・煮炊きに使用〉高杯〈たかつき・ものを盛りつける〉・甑〈こしき・蒸気で穀物を蒸す〉②金属器の使用:青銅器と鉄器が同時期に伝来する。青銅器:宝器〈ほうき〉・祭祀〈さいし〉用具として使用する。銅剣・銅矛〈どうほこ〉・銅鐸〈どうたく〉 鉄器:農具、木製農具の加工に使用。 ③墓の変化→政治的支配者の出現を示す。副葬品:支石墓〈しせきぼ〉・甕棺墓〈かめ
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