松原朗：杜甫的望乡意识

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1、て展開していたのである。ればかりか、杜甫の後なかった。しかし杜甫は、故わち生地の洛陽にも、政治の中心である長安にも歸ることは杜甫は、を棄てて、家族と共に西のかた秦州に山江碧鳥逾白江碧にして鳥逾いよ白く杜甫は、乾元二年句二首其二序論欲燃山杜甫の生をくしてごした故（七五九）蜀中生の文學は、期意識燃えんと欲すをとも言うべき京洛の地、すなの七れたのではなかった。そ、立った。それ以後、を重州司功參軍の官職な核心としであろう。假にもしも、安史とその後の戰亂のために京洛の昧なままにして、杜甫の文學のなぜその故か。杜甫は、何處を歸るべき故ある。の後年の

2、漂泊時期の文學の核心はなく、得ている。それはこの詩が優れた修辭杜甫におけるこの詩は短篇ではあるが、杜甫の代表何日是歸年何れの日か是れ歸年ならん今春看又「何日是歸年」に示された感に歸らなかったのか。その邊りの事今春看みす又た松原の意識は、如何なるものとしてあったのき理解にと考えていたのか。しかし題とぐが、工夫を持つばかりでなっているためで作品の一つとなりすることは困という杜甫を曖2して肅宗のする。しかし拜命の當安を己れの故交ことになろう。本稿では、一方では蜀中と京洛との客かし杜甫は結局、長安にも洛陽にも歸ることはなかった。た後であれば

3、、洛陽の陸渾はなかった。また廣その意志さえあれば、嚴武と共に長安に歸ることも不可能で在蜀期た。題は單純になる。しかし客如何なるものであれ、地と蜀中との交杜甫は、至いていたのかについて考察をとすれば、問われるべきは杜甫の事して、鳳一中國詩文論叢第二十二集にも目を配らせながら、杜甫が蜀中時期において、においても長安と時期の杜甫の最大のとも見るべき長安と洛陽について如何なる意識を鱗に觸れる。杜甫がその直後の閏八州司功參軍辭職の二年にある肅宗の行在が（七五七）元年「歸ろうにも歸れない」という點で問斷されていたとすれば、杜甫の意志が、敗軍の將となった

4、宰相（七六三）に歸ることも可能であった。しの初の助事實は、假定の如くではなかっめることにしたい。をとなった嚴武は、杜甫のに參じて左拾に、叛亂軍占領下の長後に安史の亂がに關わる意識という復している。杜甫は、に鳳を辯を拜命定されをなことは、れにしてもされた目された劉秩と嚴武は、それぞれとになる。すなわちし杜甫もあった。ことになったのも、發って應有未招魂應に未だ招かれざる魂有るべし至今西郊胡正此'州司功參軍への左その年の十（１）至黨の排除が始まり、杜甫もその一黨として處斷されるこ!年（七五八）+昔歸順此の移。これと同時に發令さ

5、れた杜甫の左拾-破膽今に至るも*二載、甫自京金光門出州から長安に州に疎開していた家族を訪ね、雄篇「北征」を作る'州掾、與親故別。因出此門、有悲)の詩に明らかである。,'州司功參軍への轉出が杜甫を大いに西郊胡の六、肅宗は奪回された長安に歸り、十一+&も、この文にはするに、肅宗から暇を出された結果で（安祿山叛亂軍）昔し歸順せしときその人はって左拾-ほ膽を破ると彼に+歸鳳#の中の出來事である。そ%州刺史、巴州刺史に左$州刺史に、またの職務に復歸する。しか"なる人正に。乾元初、從左拾,し事。から地方官の#、いわゆる(膽させた黨とには&3秋かも赴

6、任早々、嚴しい殘な壓杜甫がこの當時に本人ではなく、このように側の側の一句であろう。この移官は、肅宗の本意ではなく、何れかこの詩の制作の經出るに當たり、の屬官に移され、親戚や朋友と別れた。今この同じ金光門を傳って鳳詩題の「至無才日衰老才無くして日に衰老す移官豈至（２）熱堆案相仍州司功參軍となった杜甫は、事務の馬侍歸京邑かつてと理解し、不滿をの謀略に出たものだ、という含意である。責任を皇杜甫の見する修辭法として理解すればそれで良い。千門馬をの行在州司功參軍への移官を、皇（原二載に、自分は長安の金光門を出て、いま官を移さるるは豈に至"意識（松原）事が悲

7、しく思い出される」というが分かる。に歸順した。乾元元年に左拾：時任めて千門を侍して京邑に歸るに見らせていたということである。州司功）に歸するという論法自體は、われた。その有樣は、目すべきは「移官豈至む」詩に「束帶發狂欲大多に力による意圖ならんやしんだから（３）容から、「早。しは、」州を同時の作であるであった。と團欒したた。しかしそこに見出だしたのは、かつては骨肉の弟妹たち洛陽東郊の偃師縣に自らの經濟基盤である陸渾杜甫は洛陽に出張している「憶弟二首垂頭傍我床頭を垂れて我が床に傍舊犬知愁恨舊犬汝妾已辭われに愁恨あるを知りて