日本古典文学知识

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1、n日本の神話：『古事記』『日本書紀』『古事記』n書名：「こじき」　「ふることぶみ」ー本居宣長（もとおりのりなが）n編者：太安万侶（おおのやすまろ）の撰録　　　　　稗田阿礼（ひえだのあれ）の誦習n成立：和銅５年（712年）ー元明天皇の勅命　　天武天皇と『古事記』の企画n文体：変体漢文n内容・構成　上巻：神々の誕生から天孫降臨に至る神代（かみよ）　中巻：神武天皇から応神天皇までの事跡　下巻：仁徳天皇から推古天皇までの事跡n評価：現存する日本最古の書物　　　　　文学性・叙情性豊かな叙事文学n禊祓（みそぎはらえ）と三貴神の誕生　左の目ー天照大御神（あまてらすおおみかみ）ー高天原　右の目ー月読命（つくよ

2、みのみこと）ー夜の食国（をすくに）　鼻ー須佐之男命（すさのおのみこと）ー海原（うなばら）n三種の神器（じんぎ）：勾玉（まがたま）、八咫鏡（やたのかがみ）、草薙の剣（くさなぎのつるぎ）n邇邇芸命の結婚：木花之佐久夜毘売（このはなのさくやひめ）と石長比売（いわながひめ）『日本書紀』n書名：『日本紀』とも言う　n編者：舎人親王（とねりしんのう）n成立：養老４年（720年）　元明天皇n内容と構成：　30巻と図系1巻からなる歴史書　1と2巻は神代のこと　3～30巻は神武天皇から持統天皇までの事跡n評価：日本最初の勅撰による歴史書　　　　　『古事記』より資料を重んじて客観的な記述『古事記』との比較やまとた

3、てるのみこと---倭建命日本武尊p28和歌n「みそひともじ」n和歌と連歌（れんが）、俳句（はいく）、川柳（せんりゅう）『万葉集』の成立n書名：「葉」－「代」「歌」n編者：未詳。最終的な編者として大伴家持（おおとものやかもち）説n成立：奈良後期、八世紀後半ごろn内容・構成　全20巻。4500余り首の歌。n表記：漢字のみー万葉仮名　例：家吉閑名（いへきかな）　　　山上復有山（出で）分類n内容相聞（そうもん）、挽歌（ばんか）、雑歌（ぞうか）ー東歌（あずまうた）と防人歌（さきもりうた）n歌体：　短歌：5、７、5、７、７（約4200首）　長歌：５、７、５、７、～～５、７、７（約260首）　旋頭歌（せどう

4、か）：５，７，７，５，７，７（約60首）　仏足石歌（ぶっそくせきか）：5、7、５、７、７、７（１）時代区分第一期（629～672）：誕生ー和歌誕生期で、清新・素朴でのびやかな歌風。第二期（673～709）：成熟ー表現が精錬され、重厚・荘重な歌風。第三期（710～733）：完成ー個性豊かで、優美で洗練された歌風。第四期（734～759）：終焉ー長歌は衰え、繊細で感傷的歌風。n『万葉集』の七夕歌：132首類似性n年に一度しか会えない星合いの主題n待つことと別れることの悲しみn逢うことの喜びn「年の恋」「年のわたり」「雲の衣」など翻訳された言葉変容庶民性『古今和歌集』v書名：『古今集』と略称する。　

5、「古」：『万葉集』に入らない古い歌。　「今」：現在の歌。　「続万葉集」（しょくまんようしゅう）とも呼ばれる。v撰者：紀友則（きのとものり）、紀貫之（きのつらゆき）、凡河内躬恒（おおしこうちのみつね）、壬生忠岑（みぶのただみね）v成立：醍醐天皇の勅命により、最初の勅撰和歌集として延喜5年（905年）の成立。　最初の勅撰漢詩集『凌雲集』より91年後v内容と構成　20巻、約千百首。冒頭に「仮名序」（紀貫之）、末尾に「真名序」（紀淑望きのよしもち）。v四季の歌　342首v恋の歌　358首歌風の変遷v第一期　よみ人しらずの時代　率直で素朴な歌風　v第二期　六歌仙の時代　六歌仙：小野小町、大伴黒主（おおと

6、ものくろぬし）、在原業平、文屋康秀（ふんやのやすひで）、遍照（へんじょう）、喜撰（きせん）　素性法師、大江千里（ちさと）、藤原敏行（としゆき）v第三期　撰者の時代三大集：『万葉集』『古今和歌集』『新古今和歌集』新古今和歌集v書名：『新古今和歌集』。『新古今集』と略するv撰者：源通具（みなもとのみちとも）、藤原有家、藤原定家（さだいえ）、藤原家隆、藤原雅経（まさつね）、寂連（じゃくれん）。後鳥羽院（ごとばいん）の勅命v成立：1201年初稿、1210年最終的完成v内容と構成：真名序、仮名序、20巻、約2000首の歌『小倉百人一首』v書名：百人一首→百人の秀歌を一種ずつ計百首を集めたもの。v小倉：藤

7、原定家の山荘の所在地小倉山のことv撰者：藤原定家成立：未詳内容：すべて勅撰集の入集歌。　（古２４、後拾遺１４、千載１４、新古１４）　男７９人、女２１人。　恋の歌：43首三大集の比較成立題材歌風歌体修辞万葉集8世紀後半天皇から庶民現実的、素朴、直観的短歌4200、長歌260枕詞、序詞など古今集905年平安初期貴族繊細、優美、理知的短歌1900首、長歌５掛詞、序詞、比喩新古今集1205年鎌倉初期現実を