1辐辏眼球运动奥行视标前庭回転

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1、学会抄録第82回日本生理学会北海道地方会日　　時：平成14年9月7日（土）午前9時～午後4時場　　所：北海道大学医学部臨床講義棟第3講堂当番幹事：北海道大学医学研究科統合生理学講座認知行動（生理学第2）福島菊郎演題数：23題北海道地方会は，第82回北海道医学大会生理系分科会として上記日程で行われた．一般演題17題，シンポジウム演題6題の計23題が提出された．このシンポジウムは，地方会の活性化を目指して，若手が，自分の研究の背景を含めて講演するもので，ここ数年継続している．当日，病気のためやむ終えず講演出来なかった1題を除き，60余名の参加者により，全体に活発な討論が行われた．次

2、回の当番幹事は，北海道大学理学研究科行動知能講座である．1．サルの輻輳眼球運動における奥行き視標と前庭回転2．ニホンサル前頭眼野後部領域における滑動性眼球運の干渉刺激効果動と輻輳運動信号の線形加算佐藤史江1,2，赤尾鉄平1，SergeiKurkin1，福島菊郎1福島菊郎1，赤尾鉄平1，佐藤史江1,2，SergeiKurkin1，（1北海道大学大学院医学研究科統合生理学講座認知行動学福島順子3（1北海道大学大学院医学研究科統合生理学講座分野，2リハビリテーション医学）認知行動，2リハビリテーション医学，3医療短大理学療法輻輳運動は奥行き方向にゆっくり動く視覚対象の追跡に学科）必須

3、であるが，その反応時間は遅く周波数応答特性も悪い．3次元空間をゆっくり動く視標の追跡に滑動性眼球運動奥行き方向に動く対象物からの視覚情報を効果的に取り込と輻輳運動が必要である．これらは異なるシステムとしてむためには，反応時間と周波数応答特性の改善が必要であ脳内経路も異なり，脳幹の最終出力の段階で両眼球運動指る．一方，前額面での視標追跡に必要な滑動性眼球運動が令が統合されることがこれ迄報告されてきた．前回私たち前庭入力によってより早い潜時で運動を開始し，利得も増は前頭眼野後部領域の滑動性眼球運動ニューロンの大多数加する適応性の運動学習効果を表し，かつ前頭眼野領域のは輻輳運動にも応

4、答することを明らかにし，両眼球運動の滑動性眼球運動ニューロンは輻輳運動にも応答するので統合がすでに前頭葉で起こることを示した．この統合原理（Fukushimaら2001，2002），今回われわれは前庭回転が，を調べるため個々のニューロンについて両眼球運動が要求輻輳運動に適応学習効果を及ぼすかどうか調べた．視標追される視標追跡課題中の応答を，個々の眼球運動課題の応跡を訓練したニホンザル3頭を用いた．頭部を垂直回転装答と比較した．視標刺激はサルの左右眼前の液晶シャッタ置に固定し，奥行き方向に正弦波状に前後移動するスポッーとコンピューターグラフィクスを用いて仮想視標によりト視標を提示

5、し，回転刺激と同期させた組み合わせ課題を行った．滑動性眼球運動と輻輳運動の両者に応答した前頭訓練した．主に1.0Hzで60～90分間視標追跡訓練を行い，眼野後部領域ニューロンについて，前者の最適方向が水平これを数日間繰り返すことによる訓練効果を，それぞれのの場合は正中面での左右眼の対称性輻輳運動と，左右いず刺激を単独で与えたときの応答と0.3～1.0Hzにおいて比れかの眼の前方で非対称性の輻輳運動中の応答を比較し較した．結果：視標刺激を単独で与えたときは奥行き視標た．最適方向が水平以外の場合は，その方向と輻輳運動かの周波数が高くなるに従い，輻輳運動の利得が減少し位相ら推定される

6、奥行き方向の非対称性の輻輳運動中の応答遅れが増大した．干渉訓練により前庭刺激と視標刺激が同を，個々の眼球運動応答と比較した．結果：滑動性眼球運時に与えられているときの応答の位相遅れが減少し利得も動の最適方向が水平の場合も水平以外の場合も，滑動性眼上昇した．2頭では完全暗室下で垂直回転のみにより輻輳球運動と輻輳運動の両者が要求される課題中の応答は，運動が誘発された．以上の結果から前庭入力は輻輳運動に個々の眼球運動課題の応答の，ほぼ線形加算によって説明対して適応学習効果をもたらすことが示唆される．できた．従って前頭眼野後部領域は両眼球運動成分の加算により，3次元空間に対する眼球運動

7、信号をコードすると解釈できる．第82回北海道日本生理学会●2093．サル前頭前皮質ニューロンによる空間性行動反応とが現れること，2）ドーパミンD1受容体アゴニスト結びついた報酬情報の再現（SKF38393）の添加は，コラム幅に影響を与えることな辻本悟史，澤口俊之（北大・機能分子・CREST，JST）く興奮性シナプス伝達を増強すること，がわかった．これ直前の行動反応とその結果を結びつけることは，行動制らの結果から，D1受容体活性化は隣接するコラムに影響御に重要である．これまでに，前頭前皮質（P