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1、KURENAI:KyotoUniversityResearchInformationRepository〈停年退官記念最終講義〉未来への逃避,歴史への投企Title(2) ―社会科学的時間認識の諸問題―Author(s)渡邉,尚Citation經濟論叢,168(1):1-19IssueDate2001-07URLhttp://hdl.handle.net/2433/45422RightsTypeDepartmentalBulletinPaperTextversionpublisherKyotoUniversity半成一.二年七月日捲行論叢【毎万一口一同菟行第168巻第1号}未来への逃避,歴史
2、への投企(2)…・・……・・…・渡邉尚1アメリカの企業年金政策とリバージョン問題…吉田健三20発展途上国の環境政策と先進国企業の参入・退出(ユ)………・…・……林宰司40ソ連社会主義と消費生活様式…・……………・…・・林裕明51研究開発競争モデルの再検討(2)……・……一富澤拓志71平成13年7月東郊文學経済學倉経済論叢〔京都人学)第168巻第1号,2001年7月《停年退官記念最終講義》未来への逃避,歴史への投企(2)一社会科学的時間認識の諸問題、L'「口-渡邉V「本源」、と「原始」過去に限界はあるか1「先立つもの」か,それとも「始まり」かここで眼を日本からヨーロッパに向けることにいたします
3、。連続と断絶,過程と.瞬間,開始と終.∫といった歴史認識における一群の時間観念は,ヨーロッパ理解のうえでどのような問題を孕んでいるのでしょうか。すでにみたように,総じて一つの資本制社会がいつどのようにして生まれたのかという問題には,これらの観念が凝縮しています。資本制社会o生成過程をマルクスは「本源的蓄積」σ柳r伽g'勲8A々如πぬ如ηと呼びました。これは『資本論』第1巻第24章で言及されているように,アダム・スミスの「先行的蓄積」previousaccumulationのマルクス訳なのです。マルクスが全面的に校閲した『資本論』のフランス語版では,盈翻ぬ酌"助加加θという訳があてられ,これに
4、依拠して英訳もprimitiveaccumulationとなり,それが和訳されて「原始的蓄積」になりました。先に挙げた山田盛太郎は「原始的蓄積」という訳語を使っています。口才ではこの「原始的蓄積」派と,ドイツ語原言訳を重視する「本源的蓄積」派との両派に分かれます。ただレいずれも短縮すると「ゲン蓄」となり,しかも「本源的蓄積」派の人たちの多くも「源蓄」でなく「原蓄」を平気で使6ているようです。「本源的蓄積」も「原始的蓄積」も用語はどちらでもよいではないかという人は,概念音痴であることを自ら暴露するようなものです。これから検討するように,概念的に両者は決定2:2:1第1側巻第1号的に違うからです
5、。概念規定と用語法とにあれほど潔癖であったはずの日本のマルクス経済学者たちにしては意外なこの杜撰さは,いったいどのように理解すれ.ばよいのでしょうか。ともあれマルク.スが診r8ζ加、、∫という英語のドイツ語訳として,なぜあえて``煙7・ガρ雑!`.んをあてたのかに,:私は長らく頭を悩ませておりました。「先立つ」という意1味の〆)usこもっとd,i1いドイツ舌音は,τ・o㎜κ耀ゐ朋4τ.りrαηg召加鳳糊一ノ峨g♂脚rなどですし,フランス語訳にprimitiveを認めるならば,ドイツ語でも〆〃初醸,を使えばよかったからです。『資本論』刊行の10年前に執筆されナ」.経済学批判要綱」の一節「資本制
6、生産に先行する諸形態」で,彼はてノθ1痂,8納8,zゴという語を使っています。「資本論』ではなぜvorhergehendを避けて,あえてπ卵漁ηg薦みという語を使ったのでしょうか。また,この用語法をもって彼はいったい何を言おうとしたのでし.ようか。そこで,しばらく彼の用語法を点検することにしまし.よう。彼は第24章の冒頭の段落で,「資本制蓄積に先行する(vorhergehend):本源的蓄積を,すなわち資本制生塵様式の結果でなくその出発点1:Ausgangspunkt)たる蓄積を想定す砲と述べています。これは何とも解りにくい説明です。なぜならば,まず「先行する」と言いながら.次ぎに「出発点、
7、と言うのは明らかに矛盾しているからです。「先行する」以上,この後に続く時間経過とは断絶し..ているはずです。他方で,「出.発点」は当然にその後の時間経過と連続している最初の瞬間を意味します。.本源的蓄積は資本制蓄積に「先立つ」という規定と,本源的蓄積は資本制蓄積の「最初の瞬間」という規定とが同時に与えられているわけです.そればかりでありません.「蓄積.」という観念は元来時間経過を伴う過程観念のはずですが,「出