中日の教育问题について——『坊っちゃん』と『孔乙己』の比較を通じて

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1、中日の教育問題について——『坊っちゃん』と『孔乙己』の比較を通じて序論教育は社会の重要な機能で、教育部門は社会の重要な構成要素である。昔から、教育問題は国家経済と国民生活にかかわって、社会の発展、歴史の進歩と離れられない。筆者は教育問題に深い興味を持っているから、この二つの作品を通して中国と日本の教育問題を考えたい。清朝末期の中国、現代文明のショックを受けて、たくさんの有識者は勇んで旧い教育制度を変革させようとした。それによって五·四運動を起こす。でも一部の考えが頑固な知識人はこのような社会の変革時期に身を投じる勇気がなかった。魯迅が描写する孔乙己

2、はそのような知識人の典型的な代表であった。作者は孔乙己という人物のイメージを通してその時の封建的な教育制度の罪悪を反映し浮き彫りにしようとした。明治維新後の日本では、西洋学習ブームが巻き起ってから国内の改革が急激に行われた。夏目漱石の代表的な作品『坊っちゃん』の時代背景はちょうど明治維新の発展後期である。作者は主人公の不幸な境遇と経験を通して、教育の腐敗と暗黒さを分かりやすく示す。二つの小説を素材に選んだ原因は、それが両国の現代の教育の中における似たような問題を反映しているからである。論文を書く目的や理由は以上だが、次は論文の内容について簡単に紹介

3、する。文章を具体的に書くプロセスといえば、序論ではこのテーマを選んだ理由、目的及び意義を説明し、そして論文の書き方と段取りを紹介する。本論では、まず『坊っちゃん』と『孔乙己』の梗概及び作者の背景を説明し、その比較理由も説明し、両国の教育の中における存在問題をできるだけはっきり述べる。その次に両者の同じところを挙げる。第一、両者とも主人公の生活の一部分を通して当時の教育を批判する。第二、両者とも人物を描き出すのを通して社会を描写し現実を批判する。第三、描き出される人物像は二重性がある。第四、人間像を作り上げるのに社会環境描写の果たす役割。最後、両者の

4、違うところを-1-挙げる。第一、異なる時代と国家の教育問題を反映する。第二、両者の主人公はそれぞれの教育に対する態度が違う。結論ではまとめて私の考えを述べる。本論第一章『坊っちゃん』と『孔乙己』の梗概及び作者の背景魯迅の本名は周樹人という。彼は文学家、思想家、革命家である。魯迅の生きた時代は中国が非常に悲惨な状況の時代であった。外から見ると、当時の中国はドイツ、イギリス、フランス、アメリカ、ロシア、日本などの帝国から植民地化され、まるで外国の奴隷のような状態であった。内から見ると、中国は長期にわたって遅れた封建制度の統治を受けていた。その時代に、魯

5、迅は日本へ留学した。「愛国救国」は彼の留学の主な目的になった。魯迅が日本に留学した七年間は、彼の２２歳から２９歳までであった。彼は青年時代を日本で過ごしたと言える。沈黙の国民の霊魂を喚起するために、たくさんの文学作品を書いた。魯迅は『狂人日記』という小説を発表した。この小説は封建主義に対する宣戦書である。それから、魯迅は『孔乙己』、『薬』、『故郷』、『阿Ｑ正伝』などの小説と雑文も発表した。魯迅の作品はたくさん日本語に訳された。大勢の日本作家と読者に感動を与えた。『孔乙己』もその中のひとつである。魯迅はこの作品を通して、｢没落した封建知識分子、科挙制

6、度の犠牲者」の人間像を完璧に描いた。「孔乙己」は、何度も科挙に失敗している落ちぶれた｢古い知識人｣であった。その彼も心の優しい人で子供のような心を持っていて、子供の「賞玩」と[慰安]の対象を進んでして、民衆に愉快な気分を持ってきた。でも、彼はあるお金持ちの挙人（科挙試験の郷試に合格した人）の家へ忍び込んで窃盗しようとして見つかるので、殴打されて半殺しの目にあい、足を折られて片輪になって、両手で店に来ることになった。その後、孔乙己の姿は、2度とこの酒店へ現れなかった。大方どこかで野たれ死にでもしたのであろう。夏目漱石の本名は金之助という。彼は大作家で

7、あるとともに、盛名を馳せている文明批評家であり、社会批評家である。しかも、明治時代に西洋に留学した数少ないインテリでもある。漢字文から英文学にわたる広い教養を背景に、-2-文明開化以来の日本近代文明の歪みと近代人の自我を問題にした小説を数多く残した。日本人に日本近代文学を代表できる作家を選ばせれば、個人の好みを抜きにして、90%の人が夏目漱石を選ぶだろう。彼の作品は今でも広く読まれている。さらに、『坊っちゃん』という長編小説は日本少年少女の必読書の一つである。国民作家と称されている夏目漱石、彼についての研究論文、あるいは書籍は数が日本一と言えるほど

8、多い。彼は優れた作家であるだけでなく、批評家、俳人、画家、そして学者である。漱石は一生を通じて才気がずばぬけていた。わずか