当代日本生涯体育(日语毕业论文)

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1、第一章　生涯スポーツの概念第一章生涯スポーツの概念「生涯スポーツ」の概念の構築はまだ始まったばかりである。現状をみれば、「生涯スポーツ」の概念を断定的に規定することが困難なので、様々な資料や現象をふまえた上で、一応に以下のようにまとめてみた。一生涯スポーツの辞書意味まず「生涯」という言葉であるが、この言葉はこの世に生きている間という意味で、「広辞苑1989」の記載である。すなわち、人生のどんなときでも、一生のうちいつでもという捉え方である。生涯のどの時期でもスポーツに参加することができ、それが比較的継続されることである。次に「スポーツ」であるが、図1と図2が表すように、スポーツは語源的

2、には本来の仕事から心をほかの面に運ぶこと。すなわち、気晴らし、休養、楽しみを意味していた。それが、時代とともに変わってきて、17～18世紀には、野外での身体活動を伴う気晴らしの意味合いが強くなり、19世紀になって近代スポーツが成立するとともに、競技スポーツを指すことが多くなってきたのである。現代の社会変化と人々のスポーツ需要の拡大にともない、今日においてsportの意味はますます多様化している。競技スポーツだけがスポーツではない。20　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第一章　生涯スポーツの概念11世紀にイギリスに16世紀以降、単音節を好むイギリス人が、di(de

3、)を取り去り、現在のsportになったと言われている図1：「スポーツ」の語源については本来の仕事から心をほかの面に運ぶ運ぶということが、転換する、「楽しむ」という意味を持つ図2：「スポーツ」の根本的な概念20　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第一章　生涯スポーツの概念また、粂野が示したスポーツの制度化についての概念図式（図3）によると、ルールの制度化と技術の程度といった二つの要因から、スポーツは、「インフォーマル・スポーツ」、「セミフォーマル・スポーツ」、「フォーマル・スポーツ」、「プロ・スポーツ」の4つに分類される。これらのスポーツの概念の中で、生涯スポーツの

4、位置づけはどのようになるのであろうか。この点が、生涯スポーツの概念を考える上で常に論議の的になるところである。結論から述べれば、どこでということで線を引くことは不可能である。もし、生涯スポーツの程度に合わせて色をつけて塗りつぶしていけということになれば、セミフォーマルをすぎたあたりからグラデーションがかかったような状態になるであろう。先に述べたいくつかのスポーツの概念の中で生涯スポーツを捉えようとするならば、ここまでが生涯スポーツである、というように直線的に線を引くことはきわめて困難なのである。図3：スポーツの制度化についての概念図式（注　粂野豊編　1984年　『現代社会とスポーツ』不

5、昧堂出版）　二保健体育審議会答申にみる生涯スポーツ「生涯スポーツ」という言葉がこれほどに社会の注目の的となった一つの要因として、1989年の保健体育審議会答申「21世紀に向けたスポーツ振興方策について」があげられると思われる。この答申の中で、20　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第一章　生涯スポーツの概念21世紀に向けたスポーツ振興の一環として「生涯スポーツ」に焦点が当てられている。生涯スポーツの現状として、まずあげられているのが「国民各層の参加」ということである。年齢や社会階層にとらわれることなく子どもから高齢者まで幅広い人たちがスポーツに取り組むようになって

6、きている。また、参加者層の広がりとともにスポーツ参加の目的も多様になってきている。楽しみのためにスポーツを行う人もあれば自己鍛錬や自己の限界に挑戦しようとする人もいる。そして、健康の保持、増進などスポーツを行う目的は多様化してきている。「誰もが、いつでも、どこでも、気軽に」というのが、保健体育審議会答申にみる生涯スポーツのキーワードといえるであろう。　生涯スポーツとは、だれも生涯の各時期にわたって、それぞれの体力や年齢、目的に応じて、いつでも、どこでもスポーツに親しむことである。以上は一般的な人に認められている生涯スポーツの概念であるようになった。それにより、「こころ」と「からだ」の健

7、全な発達を促すとともに、明るく豊かで、活力に満ちた生活の実現が期待されている。生涯スポーツの概念をまとめれば、まず第一はスポーツを含めた身体活動である。第二は人々の年齢や目的に応じたものである。第三は継続することの容易なものである。そして第四は自由、自主的なものであると思われる。20　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第二章　生涯スポーツ流行化の背景第二章生涯スポーツ流行化の背景一世界での背景戦後、世界政治の態勢は、ソ連とア