世界诸国からの影响に対して日本のエネルギー政策

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1、2009年度公共政策大学院「国際エネルギー資源論」レポート課題　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　公共政策大学院　　学生番号：世界諸国からの影響に対して日本のエネルギー政策について日本のエネルギー政策については、「エネルギー供給」と「地球温暖化対策」の二つがあります。優先順位から言えば、エネルギーの安全保障はどちらかというと、一番低いところに置かれ続けてきましたが、それがここにきて大きく変わってきたのです。現在、日本国でもエネルギー政策の全面的な見直しを行っていますが、エネルギーの供給安全保障をここできちんと再評価して、エネルギー戦略を再構築しようという考え

2、があるです。この大きな変化の背景には、二つの問題があると考えています。まず一つのは、日本にとりわけ大きな影響がある中国の本格的な経済発展が始まって、エネルギー需要が急増し、エネルギー資源の輸入が非常に増えてきていることです。その結果、資源をめぐる国際的な獲得競争が目に見える形で起きています。二番目は、エネルギー関連技術の開発です。原子力、燃料電池、新エネルギー、省エネを含めて、エネルギーの利用技術、開発の技術を一段と強化していくことが柱になろうかと思います。これから世界諸国、特に中国からの影響の下に日本のエネルギー戦略とエネルギー政策をどう考えていくべきかという点について、

3、論証していきます。第一部分：中国の経済発展の影響キーワード：発展とエネルギー、石炭と石油、各国間の競争私は留学生として理解して、日本にとってエネルギーの供給に対して、不安感、危機感が高まった要因として、一番高いのは中国です。イラクを筆頭に中東は非常に不安定になっていて、日本はそこから石油の九割を輸入しているという現実があります。しかし中東でコトが起きても、油が入ってくる限りは実際に危機感を感じないで済んでいます。確かにガソリンの値段が上がるなどの影響は出ますが、現実的には、かつてのオイルショックのような直接的な危機感はない。ところが隣国の中国が大変な勢いで石油を輸入し始め、

4、東シナ海ではガス田をめぐって日本との摩擦があります。また、ロシアからの石油のパイプラインをめぐって競合するなどの問題が、直接的にインパクトを持って感じられるようになってきています。中国の現在の国家目標は経済発展で、2000年から2020年までにGDPを4倍にするという大きな目標を掲げています。20年で4倍にするには年平均７％の経済成長率が必要ですが、現在はそれを超える高い成長を続けています。今年から始まる第11次5年計画では、2006年から2010年まで、経済の過熱した状態を少し抑えようということで、経済成長の見通しを7.5％に少し抑えていますが、それでも7％を超える高い目

5、標です。この目標についての問題は、それだけ高い成長を続けると、エネルギー、水、環境汚染の問題などがボトルネックになる可能性があるということです。とりわけ、52009年度公共政策大学院「国際エネルギー資源論」レポート課題エネルギーについては、国内の供給能力が需要増に追いつかない事態が現実に起きています。そういうこともあり、今回の第11次5年計画でも、最初に省エネルギーの推進を目標にしています。　　具体的には2006年から2010年までにGDP当たりのエネルギー消費の原単位を毎年4％ずつ改善し20％改善する。これに言うと7.5％の経済成長をしても、エネルギー需要は3～4％に抑え

6、ることです。エネルギー消費弾性値を0.5くらいにして高い成長を続けようという意欲的な目標を掲げています。逆にそういう目標を掲げないと、供給面でボトルネックが一段と顕在化するということです。そうと言えば、需要増を何で賄うかというと、石炭です。今中国には石炭がエネルギー全体の3分の2を占めています。中国は今はまだ石炭はネットの輸出国で、日本も輸入していますが、近い将来石炭においても輸入国になる可能性が極めて高い。石油は93年にネットの輸入国になって、今や日本に迫る大輸入国になっています。石炭もそういう状況になる可能性がある。中国は世界中で石油・ガスの鉱区の獲得を進めていますが、

7、石炭でもオーストラリアの山を買うなどの動きが出ていますから、石炭市場においても中国の影響は大きいです。それから原子力です。中国の電力の供給不足は大幅な投資増で少し解消されて、短期的には少し余裕が出てくると思いますが、長期的には電力不足が続きます。その中で原子力が一つの大きな選択肢となっていて、原子力の開発に本格的に取り組んでいる。現在約七、800万キロワットの設備がありますが、これから毎年100万キロワット級の原子力発電所を2基ずつ、2020年までに全体で4,000万キロワットくらいまで増やそうとしています。それで