私の日本語を勉強するきっかけ

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1、私の日本語を勉強するきっかけ私は大学で日本語を勉強しているんだと言ったら、「世界各国にはいろいろな言葉があるのに、どうして日本語なんかを～？」と、よくこのように聞かれます。よく考えてみると、日本語に興味を持つようになったのは小学生のときです。その時、初めて宮崎駿先生のアニメを見ました。読書と受験勉強ばかりさせられた日々に、宮崎先生のアニメは小さい私にとって、ありがたい一時の逃げ場になってくれました。この架空の世界では、人間と自然の和やかな様子や、純粋に自分の夢を追いかけている子供たちが描かれています。私はそんな世界に憧れています。アニ

2、メとともに成長してきた私は、「日本語ができればいいなあ」と思うようになりました。そうすれば字幕を見なくてもその世界のことが理解できますから。しかしこれは日本語ができない私には夢みたいな話です。日本について理解を深めていくうちに、「山田涼介」というアイドルに出会いました。最初は彼のカッコいい外見に惹かれて、時間があれば、彼の歌を聞いたり、彼の出演しているドラマを見たりしました。当時十六歳だったわたしは、まるで恋でもしているかのように幸せでした。歌詞やせりふは中国語に訳されていましたが、なんだか物足りないような気がしました。もし自分も日本

3、語ができたら、もっと山田涼介に近づくこができるので、「あなたの歌が大好きだ」という気持ちが伝えられるように、私は日本語を勉強することを決心しました。最後に、中国では「望子成龙,望女成凤」という諺があります。中国の親たちは自分が叶えられなかった夢を子供に託しがちです。なので、子供たちは親の言いなりになり、好きでもないことをしたり、無理やりに塾に行かされたり、親の期待を背負って生きています。わたしもそのような子供の一人です。これまでの学生生活は本当に楽しくなかったですから、最後の学生生活ぐらいは、自分の好きな生き方をして、楽しく過ごしたい

4、と思って、日本語を専攻にしたのです。いままで二年半ぐらい日本語を勉強してきましたが、まだぺらぺら話せるようになっていません。でも、日本語のおかげで、私の大学生活は大変楽しく過ごすことができました。努力すれば、きっと夢が叶えられる日が来るだろうと信じています。