日本语専攻四级试験练习问题(読解)

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1、日本語専攻四級試験練習問題（読解）読解問題（一）［読解Ａ］　次の各文章を読んで、後の質問に答えなさい。答えはそれぞれＡ、Ｂ、Ｃ、Ｄの中から一番正しいと思うものを一つ選んで、解答用紙の番号に印をつけなさい。（１×10＝10点）（問題１）　ふつう世間に早く出すぎると、自分のなかのコドモの部分が干からびてしまう。　人間はいくつになっても、精神のなかにゆたかなコドモを胎蔵していなければならない。①＿＿＿＿、精神のなかになんの楽しみもうまれないはずである。　いい音楽を聴いて感動するのは自分のなかのオトナの部分ではなく、②コドモの部

2、分なのである。また小学生のたれもが、担任の先生を尊敬するように、他者に偉大さを感ずるのも、コドモの部分である。　小学生は、清楚な女性教師に聖性を見い出す。この精神が生育してゆくと、青年期になって充実した恋ができる。不幸にも若くしてコドモを干からびてしまった場合、具体的なもの──性愛──にかたよらざるをえない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（「高貴なコドモ」司馬遼太郎）１．①の下線の部分に入る適当な言葉を一つ選びなさい。　　Ａ．そして　　　　　Ｂ．でしたら　　　Ｃ．すると　　　　　Ｄ．でなければ２．②「コド

3、モの部分」に合うものを一つ選びなさい。　　　Ａ．空や雲をみるだけで、宇宙や神の国を感じてしまう。　　Ｂ．もう大人なのに、いつもまわりの人に甘えっぱなしだ。　　Ｃ．毎日『クレヨンしんちゃん』のようなものばかりを読む。　　Ｄ．清楚な女性教師を見て魅力的だと思う。（問題２）人間というやつは、それほど強く日常性の壁にしがみついている動物だとも言えるわけである。たしかに、①＿＿＿という、日常感に支えられていればこそ、社会や秩序を、実在として受けとめることも出来るわけだが、しかし、その壁にあまりよりかかってばかりいすぎると、今度は日

4、常の外にあるものが、すべて幽霊や蛇に見えてくるという、きわめて偏狭な視野の持ち主になってしまう危険もあるわけだ。81　なにも日常性を否定することはない。しかし、たまには日常の外の空気を吸ってみるのも、精神の健康のためには必然なことではあるまいか。現に、蛇と日常を共にしている、蛇つかいは、蛇に対してなんらの嫌悪も感じないという。そして、このことは、かならずしも実際の蛇だけにかぎったことではなく、②政治的な蛇、思想的な蛇、文化的な蛇、その他さまざまな蛇についても、同様にあてはまることなのではあるまいか。　　　　　　　　　　　

5、　　　　　　　　　　　　　（「ヘビについて」阿部公房３．①の下線の部分に入る適当な言葉を一つ選びなさい。　　Ａ．昨日、今日、明日　　Ｂ．昨日のつぎは今日、今日のつぎは明日　　Ｃ．昨日のつぎは今日があり、今日のつぎは明日がある　　Ｄ．昨日のように今日があり、今日のように明日がある４．②「政治的な蛇、思想的な蛇、文化的な蛇、その他さまざまな蛇」の「蛇」とは、　　どういう意味か、その説明に合わないものを一つ選びなさい。　　Ａ．日常のない虚無の中から、突如出現するようなもの。　　Ｂ．その日常を想像しえないひどく不気味なもの。　　

6、Ｃ．せまい穴の中から、突然現れる手足のないもの。　　Ｄ．日常感に支えられている社会や秩序から類推できないもの。（問題３）　たいていの動物は食物を探して見つけだすことに、ある意味で一種の楽しみを見いだしている。それは食べる〈楽しみ〉、空腹を満たす喜びとは独立して、独自の楽しみなのである。もしそうなっていなかったら、動物は食物を捕えそこなうたびに、探すことに失望して、ついには餌さがしをやめてしまうだろう。ねらった餌もいつも必ず手に入る①＿＿＿＿から、これでは動物はみな飢え死にしてしまう。これを避けるには、たとえ最終的には餌を

7、とり逃したにしても、探しまわったこと自体、追いかけまわしたこと自体が、ある種の満足感を残すようになっていなければならない。そして動物ではそうなっているのである。　この原則はもちろんホモ∙サピエンスにも適用している。男たちが、買えばいくらもしない魚を一日がかりで釣り、女たちが、わずか数個のクリを夢中になって拾うのも、まさに②そのあらわれであろう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（「ホモ∙サピエンスの反逆」日高敏隆）５．①の下線の部分に入る適当な言葉を一つ選びなさい。　　Ａ．べきではない　　　　　Ｂ．かもしれない　　　

8、81　　Ｃ．わけではない　　　　　Ｄ．ことではない６．②「そのあらわれ」とは、何のあらわれか。　　Ａ．探したものを食べてお中がいっぱいになった時の満足感　　Ｂ．汚染されていないものを食べておいしいと思う気持ち　　Ｃ．ねらった餌が手に入った時の喜び　　Ｄ．探しまわったことによって見いだしたある種の楽しみ（問題４）　私は