快适性配虑家畜饲养管理関勉强会...

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1、資料1「快適性に配慮した家畜の飼養管理に関する勉強会」の開催について1目的アニマルウェルフェア(快適性に配慮した飼養管理等)については、近年、EU並びに加盟各国及びOIE(国際獣疫事務局)において、EU理事会指令の発出、畜種別基準の制定、ガイドラインの作成等の取組みが進んでおり、国際的に関心が高まっている。一方、国内における家畜の適切な飼養及び保管については、現在、「動物の愛護及び管理に関する法律」に基づく「産業動物の飼養及び保管に関する基準」に則して行われているが、同法改正に伴い当該基準の改定が予定され

2、ている。これらの内外の動きに適切に対応するためには、家畜(産業動物)のアニマルウェルフェアに関する考え方を、動物愛護の観点のみならず、国内自給率の確保、国際化の進展に対応し得る畜産業の育成、家畜衛生管理の徹底、管理者の安全性・作業性、長年の改良を経た家畜の特性、地域ごとの飼養環境の相違、消費者の見方等、多角的な観点から、科学的知見に基づき関係者で議論を重ねて整理をしていく必要がある。このため、実務者、学識経験者等からなる「快適性に配慮した家畜の飼養管理に関する勉強会」を開催し、EU理事会指令、畜種別基準、

3、OIEガイドライン等の内容の把握、国内の家畜の飼養環境等の分析、不足する知見の調査・試験、関係者の意見聴取等を通じて、基本的考え方の整理等を行う。2検討内容(1)家畜のアニマルウェルフェアをめぐる内外の情勢の把握(2)科学的知見等に照らした我が国の飼養管理の課題の分析(3)家畜のアニマルウェルフェアに関する基本的考え方の整理等3事業実施主体(社)畜産技術協会資料2アニマルウェルフェアをめぐる国内外の動きと問題点1.国内のアニマルウェルフェアに関する法的枠組みと法改正1)現状家畜を含むアニマルウェルフェアに

4、ついては、環境省所管の「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)に規定」されているほか、家畜については「産業動物の飼養及び保管に関する基準」等で規定されている。2)動物愛護管理法の改正「」動物愛護管理法は前回改正法の施行H1(2年から5年目に当たることから)、同法の附則に従って、施行状況等の検討を行いH17年に改正され、H18年6月より施行されている。また、今回は、主にペットとして飼養される動物取扱業、特定動物(危険な動物)の管理を中心に議員立法により改正され、(1)環境大臣による「動物の愛護及び

5、管理に関する施策を総合的に推進するための基本指針の策定と都道府県による」「指針を受けた動物愛護管理推進計画」策定の義務付け(2)特定動物(人の生命、身体又は財産に害を加える恐れのある動物。ワニ等)の飼養及び保管について、都道府県知事等の許可の義務付け及び許可を受けたことを明らかにするための個体識別を行う措置の義務付け(3)動物取扱業者(実験動物を含む産業動物等の生産・販売業者を除く)に対する規制の強化(4)動物を実験等に供する場合の配慮事項の追加等を内容とするものになっている。3)産業動物の飼養及び保管に

6、関する基準改正の動き環境省は、動物愛護法下にある4つの基準「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」、」「展示動物の飼養及び保管に関する基準、「実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準」、「産業動物の飼養及び保管に関する基準」について、策定後の経過年数により順次改正を進めてきているところ。今後は「産業動物の飼養及び保管に関する基準」についても、改正に向けた検討が行われることとなるが、国際的な動き、関係法令等との整合性、我が国の実情等を踏まえた上で飼養及び保-1-管の在り方を検討する必要があるとされ

7、ている。2.海外におけるアニマルウェルフェアの視点からの規制の動き1)EUの動きEUはEU地域内流通を行う家畜がアニマルウェルフェアの視点から見て、適切に取り扱われているべきとの立場から、構成国政府に対し、理事会指令として守るべき最低限の基準を示し、各国の対応を促しており、各国は、これを受けて法整備を含めた基準の運用を行っている。主な内容は、以下のとおりである。(1)農業目的で保持される動物の保護に関する理事会指令(1998年)家畜全般の飼養管理に関する基準を定めたもの。付属書に家畜の飼養に関する管理者観

8、察照明記録の保管収容設備器具、、、、、、給餌、給水等について規定。(2)家畜別理事会指令(子牛1997年、鶏1999年、豚2001年:各最終改訂)子牛、採卵鶏、豚の飼養管理についての最低基準を規定したもの。子牛は、単子飼いの禁止、スペース基準等について規定。採卵鶏は、養鶏方式をウェルフェアレベルに応じて3つに分類して飼養方法を規定。豚は、養豚施設の最低基準、繁殖雌豚の繋ぎ飼い禁止、従業員の条件、スペース基準等について規定。この

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